「本の要約サイトを使ってみたいけど、どれを選べば良いか分からない」
こうした悩みをお持ちではないですか?
社会人になり、ビジネス書などを読みたくても忙しくて時間が取れない人は多いはず。
本記事では、本の要約サイト・アプリを比較し、オススメサイトを解説しています。
また、要約サイトを選ぶ際の注意点も記載するので、どの要約サイトを使えばいいか迷っている方にもオススメです。
要約サイトは上手く活用することで、時間が無い方でも効率的に読書ができるサービスです。
本来1冊読むのに数時間かかる本を、10分から15分程度で読めるように要約してくれているので時短効果があります。
使ったことが無いという方はぜひ本記事を参考に試してみてください。
目次
本の要約サイト・要約アプリとは?
本の要約サイト・要約アプリとは、その名の通り、要約された書籍の内容を読めるサービスのことです。
実用書やビジネス書などを中心に、本を読みたいけれど時間が無いという人に向けて、作品の内容を10分程度で読めるように要約されています。
要約サービスを使うことにより、どんな本なのかを知れるだけでなく、これから買おうとしている本が自分にとって本当に役に立つ「読む価値のある本」なのかどうかを、事前に判別できます。
大抵の場合は月額料金を支払い、要約された本の内容を閲覧するという流れ。
読んだことの無い本をチェックするだけでなく、過去に読んだことのある本の内容を再度要点だけ確認するという使い方もできます。
上手く活用すれば、効率よく読書を行えるようになるので、時間が無いというビジネスマンの方は、ぜひ登録を検討してみてください。
本の要約サイトを徹底比較
本の要約サイトを比較・解説します。
表にまとめると以下の通りです。
フライヤー | セレンディップ | トップポイント | ブックスマート | ブックビネガー | |
---|---|---|---|---|---|
公式サイト | https://www.flierinc.com/ | https://www.serendip.site/ | https://www.toppoint.jp/ | https://book-smart.jp/ | https://bookvinegar.jp/ |
要約作品数 | 2,900作品 | 1,800作品 | 毎月10作品 | 500作品 | 約1,600作品 |
料金 | ■シルバー月額500円※20冊+有料5冊まで ■ゴールド月額2,000円※無制限 | ■年額 33,000円 | ■1年プラン 13,200円 ■2年プラン24,200円 ■3年プラン33,000円 | 年額19,800円 | 無料 |
要約した人 | 専門家 | 不明 | 不明 | スタッフ | 運営 |
想定時間 | 1冊10分 | 1冊10分 | 1冊4ページ | 1冊10分 | 1~2分 |
権利者への確認 | 許諾あり | 許諾あり | 不明 | 許諾あり | 許諾あり |
無料期間 | 7日間 | 2週間 | 無し | 2週間 | 無し |
冊数や料金・特徴などを比較し、自身に合ったサイトを選択しましょう。
各サイトのメリット・デメリットをひとつずつ解説していきます。
flier(フライヤー)
flierはビジネス書・実用書を中心に、2,900冊以上の要約が読み放題になる要約サービスです。
要約サービスとしては最もコンテンツ数が多く、まずは利用を検討したいサービスのひとつ。
大企業などでも福利厚生として導入実績があり、180社以上の出版社と提携するなど信頼性の高さにも定評があります。
特徴や利用するメリット
flier(フライヤー)では、ビジネス書が10分程度で読める文章量に要約されています。
さらに、要約しているのがプロの経営コンサルタントをはじめとする専門家というのも特徴的。
ただ要約されているだけでなく、出版社など権利者の確認が入ったコンテンツのみを公開しているため、信頼性が高い点もポイントです。
15分程度で聴ける音声版も配信されているため、移動中などのスキマ時間を有効活用できるサイトとなっています。
使うデメリットや注意点
使いやすく、完成度の高いサイトではありますが、flier(フライヤー)にもデメリットはあります。
まず、flier(フライヤー)を読み放題で使う場合は月額2,000円(税込)とやや高めな点。
冊数も業界最大級なので、コスパとしては決して悪くはありませんが、できるだけ予算を抑えたい人にとっては厳しいかもしれません。
また、音声版はダウンロードしてのオフライン再生機能はないため、通信環境が必要です。
SERENDIP(セレンディップ)
SERENDIP(セレンディップ)は、1,800冊以上のビジネス書・専門書などを要約しているサービスです。
こちらも企業の福利厚生として導入されることが増えているようで、法人契約も可能。
国内出版の本だけでなく海外の書籍も翻訳されて要約されています。
2週間の無料トライアルに登録することで、新着を含む最新5本の予約を見られます。
特徴や利用するメリット
前述の通り、他との違いは、海外で話題ながら日本国内では未翻訳の書籍が提供されている点です。
そのため、他では読めない本に出会える可能性があるため、flier(フライヤー)で読みたい本を一通り読み切った人が、乗り換え先として選択するのにもオススメ。
新着の作品はメールでお知らせされるので、見逃しを防ぐことが可能です。
ジャンルもあえて限定されないため、新たな作品に出会うチャンスとなっています。
使うデメリットや注意点
デメリットとしては金額が高いことと、年額プランしか無いことです。
年間で33,000円(税込)かかり、月額換算すると2,500円程。
flier(フライヤー)よりもさらに高いため、利用するならしっかりと活用していく必要があります。
作品数は1,800冊ほどと多めですが、価格を抑えたい方は他と併せて検討するのがよいでしょう。
TOPPOINT(トップポイント)
TOPPOINT(トップポイント)は電子書籍やアプリではなく、B5サイズの紙で1冊にまとめられ、毎月要約が届けられるタイプのサイトです。
毎月100冊程厳選された本の中から、さらに10冊を選び抜き、各4ページずつの要約にまとめられて配送されます。
購読者の約7割が経営者やマネジメント層ということで、特にビジネス書を中心としてまとめられています。
また、大半の利用者が7年以上も愛読しており、信頼性の高さもポイントです。
特徴や利用するメリット
紙の書籍で届く形式のサイトは珍しいので、電子書籍に抵抗がある人にはオススメです。
大量の本の中から自分で選ぶのではなく、運営側で選び抜かれた10冊が紹介されるので、どれを選べばいいか迷うという人にも使い勝手の良いサイトとなっています。
また、定期購読者用のWEBページがあるので、そのまま本の購入へ繋げることも可能。
使うデメリットや注意点
年間プランしか無く、1年プランだと13,200円(税込)かかります。
2年・3年利用だと少し割引されるものの、10冊分の要約と考えると少し割高な印象です。
ビジネスマン必読の書籍を厳選して紹介してくれるため、選ぶ手間を省きたい人向けのサイトとなっています。
BOOK-SMART(ブックスマート)
BOOK-SMART(ブックスマート)は500冊以上の書籍の要約が読めるサイトです。
新着作品はメールでも送ってくれるので、読み逃しが無い点も特徴。
料金プランが一つのみとシンプルな料金体系で、ビジネス経験豊富なスタッフが要約しているサイトです。
特徴や利用するメリット
年間19,800円(税込)円の年間プランのみですが、月額換算すると1,650円とリーズナブルな点がメリット。
さらに、今ならキャンペーン中で1年間15%OFFの16,830円(税込)で利用可能で、2週間無料体験も付いてきます。
また、週に2、3冊ほどメールにて、新着作品の要約が届くため見逃しを防げる点もメリットです。
ある程度信頼性の担保されている有料サイトで、かつ予算も押さえたいという方にオススメのサイトとなっています。
使うデメリットや注意点
デメリットは、年間プランしか無く、冊数が500冊と少なめな点です
総合的に見るとコスパの面ではflier(フライヤー)の方が高くなります。
コストが抑えられるのがメリットなので、より多くの書籍を読みたい方は、他のサイトを検討するのがよいでしょう。
book vinegar(ブックビネガー)
book vinegar(ブックビネガー)は、いわゆる書評サイトで、ビジネス書を要約して紹介するキュレーションサイトとなっています。
企業として運営されているものの、他の要約サービスとは少し趣きが異なります。
新聞、雑誌などで取り上げられた話題のビジネス書を中心として紹介するサービスです。
特徴や利用するメリット
利用料金が無料というのが最大のメリット。
書評サイトなので、単なる要約だけでなくより簡易に「どういったことが書かれた本なのか」が書かれています。
話題の作品を中心に紹介されているので、次にどんな本を読もうか迷っている方にもオススメです。
使うデメリットや注意点
要約はされていますが、かなり簡潔に書かれているため、有料の要約サイトと比べると内容はやや物足りないかもしれません。
一方で、本の内容が簡潔に書かれているのはメリットでもあるので、買おうと考えている本の概要をチェックしたい場合には使い勝手の良いサイトです。
本の要約サイトの選び方や注意点
本の要約サイト・アプリを選ぶ際のポイントを解説します。
内容としては以下の3点です。
- 冊数が十分にあるか
- 著作権に関してしっかり対応しているか
- 誰が要約を書いているか
要約サイトは本記事でご紹介したような有名サイトが複数あります。
どのサイトを選ぶかは上記のようなポイントを意識することで、自身に合ったものを選びやすくなるはずです。
ひとつずつ詳しく解説していきます。
冊数が十分にあるか
一つ目に、要約されている作品の冊数についてはチェックしておきましょう。
いくら登録しても読みたい本が無ければ意味がありません。
新しい本を探すにしても、登録されている作品数は多いに越したことは無いので、最初に見るべきポイントです。
また、本がきちんと毎月のように更新されるかも重要なポイント。
ラインナップに代わり映えが無いと、段々と読みたいモノが無くなっていきますし、情報も古くなっていきます。
ちなみに業界最多の冊数を抱えるのは「flier(フライヤー)」です。
まずは冊数を比較し、気になるサイトはサイト上で実際の作品ラインナップもチェックしてみましょう。
何冊か気になる本が見つかれば、検討してみてOKです。
著作権に関してしっかり対応しているか
意外と重要なポイントとして、利用しようとしているサイトが、きちんと出版社などの著作者に対して確認を取っているかどうかです。
そもそも無許可のサイトは著作権的にはアウトで、単に見逃されているだけなのでいつ訴えられてサイトが閉鎖してもおかしくありません。
さらに、著作権的な部分も当然重要ですが、もう一つ重要なのは要約の内容についてです。
著作者が言いたいことと、要約の要点が合っているかどうかは非常に大切。
筆者の言いたいことと違うことが書かれていると、せっかく読んでも正しい情報ではない可能性があります。
そのため、著作者のチェックを通った要約サイトなら、内容にも信頼性が持てるのでオススメです。
チェックが入っているかどうかを公開しているサイトは少なく、サイト上でうたっているのは「flier(フライヤー)」です。
「flier(フライヤー)」の著作権については以下の記事でも解説しています。
誰が要約を書いているか
最後に確認しておきたいのは、読もうとしている要約を、誰が要約したかです。
フリーランスの素人に外注した要約と、各ジャンルのプロの専門家が要約したモノどちらを読みたいでしょうか。
大抵の場合は後者だと考えられます。
内容を流し読みして要約されたモノより、内容をきちんと理解している人が要約したモノとでは、書かれている情報の解像度が変わってくるはず。
誰が要約しているかを記載しているサイトも少ないですが、その中でも「flier(フライヤー)」は出版社の編集出身者、経営コンサルタントなど各ジャンルに精通した専門家が要約しているとサイト上にも記載があります。
要約サイトを選ぶ際には、こうしたポイントを意識してみてはいかがでしょうか。
本の要約サイトに関するよくある疑問
本の要約サイトに関するよくある疑問を解説します。
内容は以下の2点です。
- 無料の要約サイトはある?
- YouTubeの要約系チャンネルとの違いは?
要約サイトを選ぶうえで、「無料」というのは嬉しい部分ですが、情報の信頼性や正確性の方がより重要です。
上記2点はやや注意も必要な部分なので、ぜひチェックしておきましょう。
無料の要約サイトはある?
月額料金を払いたくないという方も中にはいるかもしれません。
無料で利用できる要約サイトも確かにあります。
ブログなどの書評系のサイトでも、本の要約をしてくれているところもいくつもあります。
しかし、基本的には有料のサイトの方が内容の質は高いと考えましょう。
お金を取ることで、プロの専門家が高い粒度の情報をまとめてくれているので、信頼性という点ではやはり上になります。
購入前の確認として、無料の要約を確認するのは有りですが、正しい要約を見たい場合は、有料サイトを利用するのがオススメです。
YouTubeの要約系チャンネルとの違いは?
YouTubeでも要約動画はあるものの、こちらも情報の信頼性という部分ではきちんとした要約サイトを使うのがよいでしょう。
また、要約というよりも書評になっている場合が多いので、購入前の参考程度に留めるのがオススメの使い方。
例えば下記のようなYouTuberがいます。
- 中田敦彦のYouTube大学
- 本要約チャンネル
- 本要約・書評の10分解説チャンネル
社会人にオススメの要約サイトは、flier(フライヤー
この中で、一つだけオススメの要約サイトを選ぶとすれば「flier(フライヤー)」です。
理由は下記の3点。
- 業界最多の2,900冊以上の要約
- 各ジャンルのプロの専門家による要約
- 出版社・著者の許可を得たものだけを公開
要約サイトを選ぶうえで重要なポイントがひと通りクリアされており、安心して利用できるのがメリット。
2,900冊以上の要約が読み放題で、音声版も読み放題、さらに本は1日1冊ずつ追加されていきます。
全ての機能が利用出来る、通常月額2,200円のゴールドプランが7日間無料で試せるので、まずは試しに利用してみてはいかがでしょうか。
「本を読みたいけれど、あまり時間を確保できない」