漫画「サンクチュアリ」を知っているか?感想を独断と偏見で面白さを伝える

サンクチュアリ

サンクチュアリという漫画を読んだことはあるだろうか。

サンクチュアリは、男なら人生で必ず一度は読んでおきたい漫画だ。

10巻〜20巻前後の漫画だが、一度読んだら9割の男が自分の人生に後悔するだろう。

「俺は、こんな腑抜けた生活を送っていて良いのだろうか…(いやよくない)」

今の生活になんとなく満足していない、上を目指したいがやる気が出ないという無気力系男子は必ず読んで欲しい。

今回は、サンクチュアリの魅力を個人的に書き散らしていきたいと思う。

サンクリュアリとはどんな漫画か?

サンクチュアリは、原作が史村翔、原画が池上遼一のタッグで作られた漫画だ。

史村翔といえば、「北斗の拳」の原作者、武論尊と同一人物。

池上遼一は、劇画風のタッチで漫画を描くことで有名で、絶対一度は見たことがある絵柄のはずだ。

そんな漫画界の有名人二人がタッグを組んで、1990年から1995年にビッグコミックスペリオール(出版社:小学館)で連載された超人気漫画「サンクリュアリ」。

面白くないはずがない!

サンクチュアリのあらすじ(ネタバレ無し)

サンクチュアリは2人の熱い男の物語。

一人が政界から、もう一人が極道の世界から日本の頂点を目指す。

子供の頃にある理由から、他人には形容し難い絆でむすばれている二人。

高校時代に、お互いがオモテとウラ、それぞれの世界で準備を進め、日本のサンクチュアリ(聖域)に到達しようとする。

政治と極道という縦の関係でギチギチに詰まっている、The日本的組織で、まだ20代の若者が、知略と努力で成り上がるのだ。

詳しくは本編を読んでほしいので、ネタバレはしない。

結末、ラストは、自分で読んでくれ。

なお、全13巻で完結していて、続編などは無い。残念だが。

サンクチュアリの魅力、感想

サンクチュアリは、上を目指したい、成功したい、と心の底では感じている熱い男にブッ刺さる漫画だ。

読んだことないやつは絶対に読んだほうがいい。

閉塞感が溢れる今の日本において、下からすべてをぶち壊すような男が必要だ。

俺はこの漫画を通してそんな熱い男を増やしたい。(おれもそうなりたい)

これまでの人生でレールに乗ってきて、そこそこの大学・会社に入り、毎日やりたくもない仕事をさせられている若い男にこそ読んで欲しい。

そんな人生で良いのか!と頭をガツンと殴られるような感覚に陥るだろう。

実際、サンクチュアリを読んで、経営者を志すようになったという人もいるくらいだ。

心の底にマグマを抱えている男なら絶対に読んではない。

サンクチュアリの激アツな名言

個人的に大好きなサンクチュアリの名言を紹介しよう。

こいつら”生きる”ってことをどう考えているんだろう

出典:「サンクチュアリ」3巻102ページ (C)池上遼一・史村翔/小学館

浅見が帰国して日本人を見た時に感じたことのセリフ。

曲がりなりにも豊かな日本に生まれて、日々無思考に流されて生きている日本人。

生まれてきたからという理由だけでなんとなく生きてきた自分にブッ刺さった。

どこの世界も喰うか喰われるかなんだよ

出典:「サンクチュアリ」3巻204ページ(C)池上遼一・史村翔/小学館

北条がブルーワールドの青木に言ったセリフ。

最近は社会も弱い人間にやさしくなり、負けた男、弱い男にも居場所があるような風潮だが、そんなのまやかしだ。

負けた男はただ惨めに死ぬだけだ。

結局、男は勝たなければダメだ、ということを改めて感じさせられる

あいつらの眼…時々死にかけの老いぼれの眼を思い出すんスよ

出典:「サンクチュアリ」1巻158ページ(C)池上遼一・史村翔/小学館

田代が道ゆくサラリーマンを見ながら、北条につぶやいたセリフ。

子どもの頃は誰しもキラキラした眼をして、自分に素直にやりたいことをやり、未来に希望を描いていた。

それが、大人になり、就職し、会社の中で同じような毎日を過ごしていると、死んだ魚のような眼になってしまう。

自分も会社員だった頃に、毎朝会社の最寄りの地下鉄の駅で改札に並んでいるとき、同じ眼をしていたことを思い出した。

さながらゾンビだ。

大事な自分の人生をゾンビとして生きていいわけがない

人間細く生きてもたかだか100年…いつ潰れても怖かねえ…

出典:「サンクチュアリ」4巻35ページ(C)池上遼一・史村翔/小学館

ブルーワールドの青木が北条に言い放ったセリフ。

たった100年という人類の歴史から見たら一瞬の時間。

その自分の人生の時間で、保守的になってどうする?リスクを恐れて挑戦しないでどうする?

その結果、何が残るっていうんだ?

せっかく生まれたなら、自分がやりたいことを全部やって、死ねばいい。

カイジでも兵藤会長のセリフであったが、現代人は自分の命を大切にしすぎだね。

命なんてどうでもいい。いつでも捨ててやる。

こういう覚悟があるから何かを成し遂げられる。

実際、現代日本ではリスクを取りまくっても死ぬことなんてない。

モラルハザードの状態なんだから、リスクを取りまくってリターンを最大化すれば、おのずと成功する。

サンクチュアリはどこで読める?

BOOK WALKERAmazonのKindle版などで読めます。