書籍の内容を音声で聴ける「オーディオブック」。
スキマ時間や移動中に本の内容を聴けるので、読書をする時間が無い人にオススメのサービスです。
しかし、オーディオブックについて以下のような疑問をお持ちではないでしょうか?
オーディオブックのメリット・デメリットが知りたい
オススメのオーディオブックが知りたい
本記事では、オーディオブックについての基本的な特徴やメリット・デメリットについて解説。
オーディオブックを使う際のポイントやオススメのオーディオブックサービスについても記載しています。
初めてオーディオブックを使うという人も、オーディオブックがそもそも何なのか分からない人もぜひチェックしてみてください。
目次
オーディオブックとは何か?
オーディオブックとは、書籍の内容が音声で読み上げられている音声コンテンツのことです。
スマホなどからWeb上のオーディオブックサービスにアクセスし、商品を購入して音声を聴くというのが基本的な使い方。
月額料金を払ってオーディオブックが聴き放題になるというような、サブスク型のサービスもあります。
あくまで音声コンテンツなので、電子書籍とは似て非なるものです。
また、言語学習用の教材や落語の朗読など、音声ならではのメリットを活かした作品もあります。
書籍の朗読をしているのはプロのナレーターだけでなく、有名俳優や声優など作品によってもさまざまで、各サービスによっても異なります。
なお基本的には、利用にはインターネットへの接続環境が必要です。
オーディオブックのメリットとは?
オーディオブックのメリットについて詳しく解説します。
内容は下記の通りです。
- 読書が苦手・難しい人でも本を楽しめる
- ながら読書で時間を節約できる
- 目が疲れにくい
音声コンテンツであるという点が大きなメリットです。
紙の本や電子書籍とは全く異なる使い方ができるのが特徴的なので、上記のメリットが合うという人はぜひ利用を検討してみましょう。
また、実際の書籍との併用もオススメです。
ひとつずつ詳しく解説していきます。
読書が苦手・難しい人でも本を楽しめる
オーディオブックは音声コンテンツなので、読書が苦手な人でも、とっつきやすく取り組みやすいのがメリットです。
実際の本を読んでも、音声で聴いても内容は同じなので、自身の頭にインプットしやすい方法を選ぶとよいでしょう。
また、読書が苦手というだけでなく、視覚障碍者の方など読書をすることが難しい場合でも利用できる点も大きな意義があります。
参考:読書バリアフリー環境に向けた電子書籍市場の拡大等に関する調査報告書
ながら読書で時間を節約できる
オーディオブックは音声で本の内容が聴けるため、他のことをしながらでも本の内容をインプットできるのがメリットです。
何か他の作業をしながらや、移動中・運動中などさまざまなシチュエーションにおいて「ながら読書」が可能です。
そのため、普段読書をする時間を確保できないという人でも、本の内容を知れるという点が大きな利点となります。
本を読みたいけど時間が無い人はオーディオブックの利用を検討しましょう。
運動しながら読書する方法については下記記事でも解説しています。
目が疲れにくい
オーディオブックは耳で本の内容を聴くため、当然文字を眺める必要はありません。
そのため、普段から眼精疲労に悩まされている人や、目を疲れさせたくないという人にもオススメです。
目が疲れにくいので、一日仕事などでパソコンに向かって目が疲れ、その後読書をする気になれないという人はとくに活用できるでしょう。
文字が小さく目の疲れが気になったり、活字が苦手な人でも使いやすいのが大きなメリット。
読書週間が無い人も気軽に始められるのがうれしい部分です。
オーディオブックのデメリットとは?
オーディオブックのデメリットについて解説します。
内容は下記の通りです。
- 理解が追いつかないこともある
- 紙で購入するよりも料金が高いこともある
- オーディオブック対応の書籍が少ない
オーディオブックは紙の書籍とは違ったデメリットがあるので、押さえておくようにしましょう。
あらかじめデメリットを知っておくことで、オーディオブック購入後に戸惑ったり後悔したりする可能性を軽減できます。
理解が追いつかないこともある
オーディオブックは通常の書籍と違い、文字で頭にインプットするわけではないため、頭での理解が音声に追いつかない場合があります。
特にながら聴きとしている場合は、思わず聞き逃しをしてしまい、一回聞いただけでは意味を正しく理解できない部分も出てくるかもしれません。
基本的にオーディオブックは、繰り返し聴くことで頭に情報をインプットしやすくなります。
本によっては難しい日本語が使われていることもあったり、ナレーターの滑舌(かつぜつ)の具合で聞き取りづらい部分が出てくることも。
一度全体を通して聴いた後、再度分からなかった部分を聴くことで理解ができる場合もあるので、自分なりの理解しやすい聴き方で利用するのがよいでしょう。
紙で購入するよりも料金が高いこともある
オーディオブックの場合、電子書籍や紙の本と比較すると、1冊およそ1,500円~2,000円程度と比較的高めの料金設定になっています。
毎月たくさんの本を買うという人は、思ったよりもお金を使ってしまうことにもなるので、購入前に金額を確認しておくようにしましょう。
もしもできるだけ予算を抑えたいという場合は、一部のオーディオブックサービスで行われている「聴き放題サービス」を利用するのもオススメです。
月額料金を支払って、サービス内の対象作品が聴き放題となるため金額的にはかなりお得になります。
料金は利用サイトにもよりますが、大体はオーディオブック1冊分程度の料金で数千~1万冊以上が聴き放題です。
最新作など全ての書籍が対象となるわけでは無いものの、コスパに優れているので上手く併用するのがよいでしょう。
オーディオブック対応の書籍が少ない
オーディオブックは作成するまでに音声収録など大きな手間がかかるため、紙の本や電子書籍よりも種類は少なめです。
基本的には、需要の大きな人気作やベストセラー作品などがオーディオブックになります。
もちろんそれ以外の作品や、落語・語学教材など活字よりも音声にするメリットが大きな作品もオーディオブックになりやすいです。
一般書籍より数が少ないとはいえ、数万作品以上は余裕であるので、読みたい本がオーディオブックになっているかどうか各サイトを確認してみてください。
書籍と同様に、サイトによっても取り扱っている作品が違う場合があるので、1サイトに無かったとしても諦めず他のサイトを覗いてみるのがよいでしょう。
オーディオブックサービスの使い方のポイント
オーディオブックサービスを使用する際のポイントを解説します。
内容は下記の2点です。
- 迷っていても安心!無料のお試し期間を使う
- 自分に合った料金体系を選ぶ
オーディオブックは単品購入も可能ですが、月額料金を支払ってポイント・チケットなどが付与されるプランや、聴き放題プランがあるのが特徴です。
電子書籍販売ストアよりも、Netflixなどの動画配信サービスに使い方が似ているので、お得に利用するには上記のポイントを押さえておくのがオススメ。
ひとつずつ詳しく解説していきます。
迷っていても安心!無料のお試し期間を使う
前述の通り、オーディオブックサービスの月額プランや聴き放題プランには、大抵の場合無料のお試し期間があります。
日数はサイトによってさまざまですが、この期間に使い勝手を試してみたり、どうしても聴きたい本を聴いてしまったりするのがオススメ。
オーディオブックは1冊分聴き終わるのにそれなりの時間がかかるので、動画配信サービスのように無料期間内に聴きたい作品を全て聴ききれない可能性があるので注意しましょう。
作品のラインナップは登録前でも確認できるので、どういった作品があって、自分が継続して利用できるのかという観点で確認していきます。
登録を迷っている場合は、こうした無料プランで試してみてください。
自分に合った料金体系を選ぶ
月額プラン・聴き放題プランは、一切利用をしなくても毎月料金がかかってしまうので、自身の利用頻度に合わせて契約を検討しましょう。
大抵の場合はオーディオブック1冊程度の料金はかかるので、利用しない月があるという場合は考え直した方がいいかもしれません。
また、毎月1冊程度など少ない冊数の利用の場合も、月額料金ではなく単品購入で必要な分を買った方が結果的に支払う金額が少なく済みます。
無料お試し期間内でとりあえず使ってみて検討するのもオススメです。
オーディオブックに限らず、月額プランは最初は利用していても、継続し続けて聴きたい作品が無くなってくると放置して料金だけを払い続けることにもなりがち。
解約しても再契約は可能なので、自身の使い方に応じたプランを利用するようにしましょう。
オーディオブックのおすすめサービス
オーディオブックのおすすめサービスを4つご紹介します。
内容は下記の通りです。
- Amazon Audible(アマゾン オーディブル)
- audiobook.jp
- Apple Books
- ビジガク
いずれも有名なサイトですが、特にAmazon Audible(アマゾン オーディブル)とaudiobook.jpは業界最大級のオーディオブックサービスで、聴き放題プランもあります。
オーディオブックを初めて利用するという人は、上記から選択するのがオススメです。
オーディオブックアプリのおすすめランキングは、下記記事でも解説しています。
Amazon Audible(アマゾン オーディブル)
Amazon Audible(アマゾン オーディブル)はAmazonが運営するオーディオブックサービスです。
洋書を含め12万冊以上の作品が月額1,500円(税込)で聴き放題になるプランがお得。
取り扱いジャンルもビジネス書や小説などさまざまで、朗読はプロのナレーターや声優が行っています。
無料期間が30日間あるので、オーディオブックとはどんなサービスなのかを知りたい人もまずは試してみましょう。
以下記事でも詳しく解説しています。
audiobook.jp
audiobook.jpも業界最大級の大手オーディオブックサービスです。
単品購入の他に、チケットが毎月付与される月額プランと、聴き放題プランの2つの料金体系が用意されています。
特に聴き放題プランは月額980円(税込)で1万5千冊以上が聴き放題になる、コスパ最強クラスのサービスです。
洋書も多いAmazonよりも日本語書籍に特化しており、ビジネス書・小説だけでなく学習教材なども豊富なオススメのサイトとなっています。
聴き放題プランは14日間無料
以下記事でも詳しく解説しています。
Apple Books
Apple BooksはiPhoneなどのAppleが運営する電子書籍販売アプリ・サイトで、単品買い切りのみです。
一部オーディオブックの取り扱いもされており、Amazon Audibleやaudiobook.jpでの取り扱い作品が配信されています。
品数では劣るものの、各サイトよりも値引きされて販売されている場合があり、また支払いにiTunesカードを利用可能な点もメリットです。
Android端末だと利用できないので、iPhoneユーザーの人にオススメのサイトとなっています。
ビジガク
ビジガクはビジネス書に特化したオーディオブック配信サービスです。
AI合成音声による朗読なので、他サイトのオーディオブックよりも制作にコストがかからないというメリットを持っています。
そのため、販売されているオーディオブックが、他のサイトよりも安い場合が多いのが特徴。
ビジネス書をよく読むという人は、他サイトと合わせてビジガクも検討してみるのがオススメです。
オーディオブックについてよくある質問
オーディオブックサービスの選び方は?
オーディオブックサービスは、自身に合ったサイトを選ぶことが重要です。
以下のようなポイントを基準に選んでみましょう。
- 自身が聴きたい作品があるか
- 単品での買い切りにするか月額料金プランにするか
- 聴き放題の場合は無料期間があるか
- サイト自体が使いやすそうか
どうしても迷った時は、Amazon Audibleやaudiobook.jpなどの大手サービスを選んでおくと無難です。
無料で使えるオーディオブックはある?
オーディオブックサービスの中で、無料で利用できるサイト・アプリは下記の2つ。
- 青空朗読
- Kikubon
青空朗読は作者の死後、無料で公開されている作品や著作権が切れている作品などがオーディオブックとして公開されています。
Kikubonも、一部作品が無料公開されており、青空朗読と重複している作品が多めです。
古い文豪による小説などを聴きたい場合は、こうしたサービスを利用してみるのもオススメ。
オーディオブックは聴いても意味がない?
オーディオブックは上手く活用することで、時間が無い人でも読書の代わりに情報をインプットできる手段です。
全く読書をしないのに比べれば十分効果が期待できるうえ、人によっては読書よりも向いているかもしれません。
「活字が苦手だけど読書をした方がいいかも」と感じている人は、オーディオブックを試してみるのもオススメです。
オーディオブックで気軽に様々な書籍に触れよう
オーディオブックは書籍の内容を耳で聴ける分、普段読書をしない人でもとっつきやすく使いやすいのがメリットです。
また、ながら聴きでスキマ時間を有効活用したい人にも向いています。
聴き放題プランなどを利用することで気軽にオーディオブックを利用できるので、まずは自分に合ったサービスを探してみてください。
オーディオブックアプリの人気アプリ・サイトは以下記事でも詳しく解説しています。
オーディオブックがどのようなモノなのかイマイチ分からない