【比較】電子書籍サービスおすすめ6選!どこに注目して選べばいい?

自宅で過ごす時間が増えた昨今、電子書籍をゆっくり読んでみたいという人は多いことでしょう。

紙と電子書籍出版市場全体におけるコミックシェアは4割を超えるほど電子書籍サービスは大きく拡大しています。(参照元:出版科学研究所

この記事では「電子書籍を読んでみたいけれど、どこがいいのか迷ってしまう」方に向けて、選ぶときのポイントやおすすめの6社をタイプ別にご紹介

この記事でわかること
  • 電子書籍サービスを選ぶときのおすすめの基準
  • 料金が安い電子書籍サービス2選
  • 漫画メインの電子書籍サービス2選
  • 小説やビジネス書が読みやすい電子書籍サービス2選
  • 電子書籍サービスに関する疑問・質問と回答

自分のライフスタイルに合った電子書籍サービスはこれ!」という1つを見つけるために、ぜひ参考にしてください。

電子書籍サービスを選ぶ際のおすすめの基準、確認すべきこと

電子書籍サービスの選び方

電子書籍サービスを選ぶときは、ポイントを知っておくと選びやすくなります。

電子書籍サービスを選ぶときのポイント
  • 読みたいジャンルの有無やコンテンツ量が十分か
  • アプリやサイト、端末が使いやすさか
  • キャンペーンや割引クーポン、ポイントなどで安く読めるか
  • 電子書籍以外の関連サービスに興味があるか

これらのポイントを念頭に各サイトを見てみると時間短縮になり、あなたに合った電子書籍サービスを見つけやすくなります。

次の項目で説明しますので、参考にしてください。

読みたいジャンルの有無やコンテンツ量が十分か

紙の書籍と同様、電子書籍にもジャンルがあります。

電子書籍のジャンル
  • 漫画
  • 雑誌
  • 小説
  • ラノベ
  • ビジネス書・実用書
  • 技術書・専門書

これらのジャンルすべてをバランスよく取り扱っているサービスもあれば、特定のジャンルが得意というサービスもあります。

たとえば…

このようにサービスごとに得意なジャンルが違うため、品ぞろえや扱っている電子書籍の量、観たいジャンルを確認することをおすすめします。

アプリやサイト、端末が使いやすいか

当然ですが、電子書籍サービスは実際に紙をめくって読み進めていく訳ではありません。

アプリや公式サイト、専用端末を通して読むため、それらが使いやすいものかどうかのチェックはとても大切です。

使いやすさのチェックポイント
  • ページをめくるときなどの操作はしやすいか
  • マーカーやフォント変更など、機能は充実しているか
  • 本棚で管理しやすい仕様か

機能は使う人によって必要性が違うため、ご自分に合った機能が備わっているかどうかを確認しておくと安心です。

操作性や機能が微妙だと、読むのが面倒になってしまいがち。

事前に試し読みをして、操作性を確認しておくことをおすすめします。

また、専用端末で読む場合、容量や画面の大きさ、目に優しい仕様かどうかも合わせて確認しておくと安心です。

キャンペーンや割引クーポン、ポイントなどで安く読めるか

電子書籍サービスはセールやキャンペーン、ポイント還元などがあり、各サイトによって違いがあります。

以下は代表的なキャンペーンやポイント還元の内容です。

 サービス名内容
まんが王国・初回登録時は最大で18,000ポイントが還元される
・毎日最大50%還元
キャンペーン時は最大80%還元
BookLive!毎日1回クーポンが当たる
・割引セールが充実
・Tポイントが使える
ebookjapan・キャンペーンが豊富
・ペイペイが使える
Yahoo! プレミアム会員は還元率が高い

普段のお買い物などで使っているポイントがあれば、そのポイントが使える電子書籍サービスを選んでみるのも1つの手です。

電子書籍以外の関連サービスに興味があるか

電子書籍だけでなく動画や雑誌読み放題も併せて展開していたり、紙の書籍も一緒に購入できたりするサービスがあります。

以下は代表的な関連サービスの内容です。

U-NEXT
  • 電子書籍と併せて動画見放題・雑誌読み放題サービスがセットで利用できる
  • 毎月1,200ポイント還元されるので、お得に読みたい人におすすめ
honto
  • 電子書籍購入時のポイントが大型書店(実店舗)で使える
  • 電子書籍と合わせて紙の書籍も探したい人におすすめ
FODプレミアム
  • 電子書籍と併せて動画見放題・雑誌読み放題サービスがセットで利用できる
  • フジテレビ作品をメインで楽しみたい人におすすめ

電子書籍にプラスαで利用したい場合は、上のようなサービスも視野に入れると選びやすくなります。

電子書籍のおすすめサービス~料金が安い編~

e-book

ここでは、電子書籍サービスの中から料金が安いものを2つピックアップしました。

無料会員でも「0円作品」が読めたり、ペイペイ支払いができたりするサービスがありますので、ぜひ参考にしてください。

まんが王国

まんが王国
出典:まんが王国

まんが王国は株式会社ビーグリーが運営し、2021年9月には会員数が550万人を突破した国内最大級の電子書籍ストアです。

項目内容
特徴・無料会員と有料会員の2種類がある
・無料漫画3,000作品以上の品ぞろえ
・1日1回来店すると1ポイントがもらえる
・不定期キャンペーンでは最大80%のポイント還元
料金・月額コース登録:330円〜11,000円
・ポイント追加:110円〜33,000円
得意ジャンル・女性、恋愛漫画
レンタル・なし
お試し期間・なし
※金額は全て税込

無料会員と有料会員のどちらかを選択する必要がありますが、無料会員でも「0円作品」や「会員限定無料漫画」などを読めます。

まんが王国試し読みができるので、購入前に書籍の雰囲気を知りたい人や無料の作品を探している人におすすめです。

おすすめの人
  • 無料漫画を読みたい人
  • 購入前に試し読みをしたい人
  • キャンペーンなどでお得に読みたい人

ebookjapan

ebookjapan
出典:ebookjapan

ebookjapanは、2018年にYahoo!と提携・共同運営している電子書籍サービスです。

漫画の品ぞろえは80万冊以上と国内トップクラスに入り、還元施策が豊富な点が特徴。

項目内容
特徴・配信数約80万冊以上
・購入時には最大で20%の還元あり
・ペイペイ支払いができる
・お得なキャンペーン実施
料金・アカウント登録は無料
・購入時に電子書籍代がかかるのみ
得意ジャンル・全般
レンタル・なし
お試し期間・なし

ペイペイ支払いなら期間限定キャンペーン時に購入額の最大70%相当が付与され、Yahoo!プレミアム会員であれば20%が付与されます。

また、コレクターに嬉しい「背表紙表示機能」があるのはebookjapanだけです。

人気作品はもちろん、古い作品やマニアックなものまで品ぞろえが豊富なので、他のサービスにはない作品を読みたい人にもおすすめ。

おすすめの人
  • 漫画中心で読みたい人
  • Yahoo!プレミアム会員でお得に読みたい人
  • 還元率重視の人

電子書籍のおすすめサービス~漫画編~

電子書籍(漫画)

漫画をメインに読みたい人におすすめの電子書籍サービスを、2つご紹介します。

操作性の良さやレンタル可能なサイトなど特徴がそれぞれありますので、参考にしてください。

BookLive!

BookLive!
出典:BookLive!

BookLive!(ブックライブ)」は凸版印刷グループの株式会社BookLiveが運営している電子書籍ストアです。

清涼感あるページデザインが特徴的で操作性が良く、電子書籍が初めての人にもおすすめ。

項目内容
特徴・Tポイントが使える
・お得なキャンペーンが定期的に実施
・クーポンガチャが毎日引けてお得
・1冊無料で試し読みできる
料金・アカウント登録は無料
・購入時に電子書籍代がかかるのみ
得意ジャンル・全般
レンタル・なし
お試し期間・なし

BookLive!の無料漫画は16,000冊以上と豊富に取り扱っているので、たっぷり漫画を読みたい人には嬉しいサービスと言えますね。

また、選べるジャンルや作品が多いので、幅広く漫画を探せる点もおすすめのポイント。

おすすめの人
  • 操作性重視の人
  • 品ぞろえ豊富な中から漫画を探したい人
  • Tポイントを貯めて、使いたい人

Renta!

Renta!
出典:Renta!

Renta!(レンタ)は、電子書籍サービスの中でも数少ない「レンタル可能」な電子書籍サイト。

1回だけ読みたい場合など、読み手に合わせた柔軟なサービスが特徴です。

項目内容
特徴・48時間レンタルと無期限レンタルの2種類がある
・48時間レンタルなら110円(税込)と安価
料金・アカウント登録は無料
・購入時に電子書籍代がかかるのみ
得意ジャンル・女性向けコミック中心
レンタル・なし
お試し期間・なし

レンタル期間が過ぎれば自動返却されるので延滞料金の心配もなく、気に入った作品があれば差額で購入できる点もおすすめのポイント。

また、スマホに特化した縦スクロール機能は読みやすいと評判です。

全編フルカラーである点も見逃せませんね。

おすすめの人
  • 購入前にレンタルして作品をチェックしたい人
  • スマホでサクサク読みたい人

電子書籍のおすすめサービス~小説・ビジネス編~

電子書籍(ビジネス書)

小説やビジネス書なども読める電子書籍サービスのおすすめ2選をご紹介します。

大手実店舗と連携しているサービスや定額制の読み放題サービスなど、それぞれ特徴がありますので、ぜひチェックしてみてください。

Kindleストア

kindle
出典:Kindle

Kindle(キンドル)ストアは大手ECサイト「Amazon.com, Inc.」が運営している電子書籍サービス。

世界最大の電子書籍ストアとあって、あらゆるジャンルの書籍が網羅されています。

項目内容
特徴・定額制の読み放題サービス「Kindle Unlimited」が人気
・絶版になっている作品も探しやすい
・専用の電子書籍リーダーを使うとさらに読みやすい
・ビジネス書や専門書なども豊富
料金Kindle UnlimitedはAmazon会員であれば月額980円
得意ジャンル・全般(洋書含む)
レンタル・購入した本のみ 14 日間レンタルが可能
(友人や家族に貸し出しできる)
お試し期間・30日間の無料体験
※金額は全て税込

定額制の「Kindle Unlimited」は1ヵ月間無料体験ができ、その後もAmazon会員であれば月額980円で幅広く電子書籍が読めます。

また、電子書籍にプラスして紙の本が欲しい場合、すぐに注文ができる点もおすすめのポイント。

おすすめの人

・洋書を含む幅広い書籍の中から電子書籍を探したい人

・本を読むことが好きで、いつも読んでいる人

・電子書籍だけでなく紙媒体も購入したい人

honto

honto
出典:honto

hontoは「ハイブリッド総合書店」と言われている通り、実店舗の大手書店(ジュンク堂や文教堂、丸善など)と提携している点が最大の特徴です。

項目内容
特徴・電子書籍と紙の書籍の両方から検索できる
・実店舗に在庫があるかどうかを調べられる
・ブックキュレーターがおすすめの本を紹介
・紙の書籍を購入後は同じ電子書籍が50%オフ
料金・アカウント登録は無料
・購入時に書籍代がかかるのみ
得意ジャンル・全般
レンタル・なし
お試し期間・なし

AI(人工知能)ではなくブックキュレーターがおすすめの本を紹介してくれるので、本屋の中で書籍を探すような感覚で電子書籍を探したい人におすすめです。

おすすめの人
  • 連携している実店舗が近くにある人
  • 電子書籍も紙の書籍も一緒に探したい人

電子書籍のおすすめポイントに関するよくある質問

疑問・質問

ここでは電子書籍に関する質問・疑問と、それに対する回答をご紹介します。

よくある質問
  • 電子書籍は紙より安い?
  • 購入時にポイントが使える?
  • 電子書籍はどの機種だと読みやすい?
  • 電子書籍サービスのウェブサイトとアプリの違いは?
  • 電子書籍サービスが終了した場合、購入した本はどうなる?

次の項目で回答をご紹介しますので、参考にしてください。

電子書籍は紙より安い?

本屋などで購入する紙の書籍よりも、電子書籍の方が安く購入できます。

というのも、電子書籍は印刷代や用紙にかかる費用などがないから。

加えて、割引やポイント還元があることも電子書籍が安く購入できる理由です。

たとえば、2021年「このミステリーがすごい! 大賞」の大賞受賞作「元彼の遺言状」という書籍をAmazonで見てみましょう。

「元彼の遺言状」(Amazonの場合)

紙の書籍の場合:単行本1,540円(税込)、文庫本750円(税込)

電子書籍の場合:608円(税込)

単行本と比較して電子書籍の方が142円安いことがわかります。

割引や特典、ポイント還元などを組み合わせると、さらにお得に購入できますね。

本代を安く抑えたいと思っている人には、電子書籍がおすすめです。

購入時にポイントが使える?

購入時にポイントが使えるのも電子書籍の魅力の1つです。

ポイントが使える電子書籍サービスは以下のようなものがあります。(一部)

電子書籍サービス名ポイント特徴おすすめの人
NTTドコモ
dブック
dポイントドコモ払いや、d払い残高、クレジットカード払いで貯まったdポイントを1ポイント1円で利用できるドコモユーザー
楽天
楽天Kobo
楽天ポイント楽天市場などで買い物をした際に貯まったポイントを1ポイント1円で利用できる楽天市場ユーザー

この他、Tポイントが使える電子書籍サービスもあります。

Tポイントが使える電子書籍サービス

日常生活の普段使いで貯まったポイントを使えば、お得に電子書籍を購入できますね。

電子書籍はどの機種だと読みやすい?

電子書籍はパソコンやスマホ、タブレット、専用端末で読みますが、とくに漫画を読む場合はスマホよりもタブレットの方がおすすめです。

というのも7〜8インチくらいのタブレットは、スマホよりも画面が大きくて見やすいから。

片手で持てるので、持ち運びにも便利です。

漫画だけでなく雑誌もしっかり読むという人は、10インチの大画面モデルがおすすめ。

横にして持つと見開きで表示されるため、文字も見やすく読みやすいというメリットがあります。

電子書籍サービスのウェブサイトとアプリの違いは?

電子書籍サービスのウェブサイトは「本を購入する場所」、アプリは「購入したものを読むところ」です。

アプリは「購入した本を収納する本棚」という認識でも良いですね。

一般的な電子書籍サービスは、スマホやタブレット、端末などに専用アプリをダウンロードし、ウェブサイトで購入した書籍を読みます。

各サービスの専用アプリをダウンロードすることで、同ウェブサイトで購入した書籍が読めるのです。

電子書籍サービスが終了した場合、購入した本はどうなる?

電子書籍は紙の書籍と違い、閲覧権を購入した形になります。

そのため、サービス終了後に継続して書籍が読めるかどうかは各サービスによって異なるのです。

過去の事例を見ると、終了後の対応は大きく3つに分類できます。

サービス終了後の対応
  1. ポイント返金
  2. 他のサイトに引き継ぐ
  3. ダウンロードした書籍は終了後も閲覧可能にする

過去には、ポイント返金と合わせて他サイトへの引き継ぎをしたサービスもありました。

ただ、できればサービスが終了しない安全なサイトを選びたいですよね。

電子書籍サービス自体が終了しないかどうかを見極めるのは難しいのですが、基準となるポイントを知っておくと安心です。

  • 大手企業が運営しているサイトか
  • 実績があるサイトか
  • 品ぞろえが豊富かどうか

とはいえ、大企業であっても事業再編成などで電子書籍サービスが終了してしまうことも。

このような対策として、残しておきたい本に関しては紙媒体を手元に置いておくことをおすすめします。

電子書籍サービスはおすすめ点が各サイトで違うのでよく吟味しよう

電子書籍まとめ

この記事では、電子書籍サービスのおすすめ6選や選ぶポイントについてご紹介しました。

まとめ
  • 電子書籍は紙の書籍よりも安価に買える
  • サービス選びは読みたいジャンルや品ぞろえ、扱っている作品数などをチェック
  • 普段貯めているポイントでも電子書籍の購入が可能

各電子書籍サービスによって特徴が違うため、どのようなジャンルを読みたいのか、どのような使い方をしたいのかを検討しつつ選んでみてください。

あなたの読書タイムが、さらに素敵なひとときとなりますように。