速読はうさんくさい?本当に読めている?うその速読と本当の速読の見極め方を徹底解説します

短時間で本を読む方法として有名なのが、速読です。

速読ができたら、短時間で多くの本を読めて効率よくインプットできそう!

と、興味のある方も多いのではないでしょうか?

一方で、

速読ってうさんくさい・・

パラパラめくってるだけで、読んでいるとは思えない・・

という、不確かで怪しいイメージも強いもの。

今回は、速読がうさんくさい・意味がないと言われてしまう理由について徹底解説したいと思います。

怪しげな速読術も存在する一方で、意味がありそうなトレーニング方法などもご紹介します。

速読を学んでみようか悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみて下さいね!

速読を中途半端に学ぶのなら、その時間に多くの良書の「要約」をインプットする方がオススメです!

フライヤー

速読ってうそ?本当に読めてるのか

速読ってうそ?本当に読めてるのか

速読とは、文字通り「速く読む」ことです。

文章を速く読む速読術を身に付けることで、短時間で本を読むことが可能になると言われています。

よく、パラパラとページをめくっているだけで、一瞬で内容を理解したと公言する人の映像をテレビやYouTubeで見かけたことはないでしょうか?

正直、本当に読んでいるのか怪しげなものが多いですよね・・。

本当に読んでいるの?

速読なんて、うさんくさい・・

というイメージを持ってしまうのも仕方がありません。

とはいえ、速読には本当に読めている速読術と、うその速読術があると言えます。

本当に読めている速読術には、からくりがあるため、うそか本当かの見極めができるようになることも大切です。

速読がうさんくさいと言われる理由

速読がうさんくさいと言われる理由

速読ってうさんくさい・・

本当に読めているのか怪しい・・

速読は、うさんくさいと言われてしまうイメージがありますよね。

その理由としては、以下のようなことが挙げられます。

  • 速読に関する書籍が多いため
  • 嘘のような速読を謳って、高額のスクールや速読教室に誘導する人もいるため
  • うさんくさい速読術を発信しているサイトやYouTubeが多いため

速読に関する書籍の大げさなキャッチコピーや、うさんくさいYouTubeなどを目にすると、

速読って、うさんくさい・・

と感じてしまいますよね。

また、純粋に速読を学びたい方が、高額なスクールなどに誘導されてしまう危険性もあります。

様々な速読術が広がったことで、怪しげな発信をする人や企業も増えてしまいました。

そのため、怪しい情報を目にする機会が多く、速読がうさんくさいと言われる理由に繋がっているのです。

本当に読めている速読術の見極め方

本当に読めている速読術の見極め方

速読がうさんくさい、意味ないと言われてしまう理由を解説してきました。

では、すべての速読術は、うさんくさいのでしょうか・・?

実は、

  • 実際に読めているのが疑わしい速読術
  • ある程度は信用できる速読術

のように、分けられます。

すべての速読術は、うさんくさいもの・・

と決めつけてしまいそうですが、本当に読める速読術の見極め方を頭に入れておくことをオススメします。

1つずつ解説しますので、ぜひチェックしてみて下さいね!

実際に読めているのか疑わしい速読術

実際に読めているのか疑わしい速読術として、以下の2つを解説します。

  • 本をパラパラとめくるだけで内容がわかる
  • フォトリーディング

1つずつ解説していきますので、参考にしてみて下さいね!

本をパラパラとめくるだけで内容がわかる

本をパラパラとめくっただけで、本の内容が分かったと公言する人をテレビやYouTubeで見かけたことは、ありませんか?

明らかに読んでいるようには見えませんし、文章を読んで理解しているとは思えません。

かなり疑わしい速読術なので、本をパラパラとめくるだけで内容がわかる速読術を謳うセミナーなどには、注意しておきましょう。

フォトリーディング

フォトリーディングとは、名前の通り写真を撮るように本の情報を脳に送り込む読書術のことです。

1985年、神経言語プログラミングのエキスパートであるポール・R・シーリィによって生み出されました。

具体的には、高速スピードで文字情報を処理することを可能にする「フォトリーディング・ホール・マインド・システム」という読書手順です。

通常、読書をする際は目で文字を読み進めていきますが、目の訓練だけに頼らず、「脳が持つ活字情報の処理能力」を活かしたものです。

理論的には理解できるかもしれませんが、独学でフォトリーディングを習得するのは難しいはず。

フォトリーディングが一人歩きをして、怪しげな発信も多く見かけますが、あまり信じないようにしましょう!

ある程度は信用できる速読術

うさんくさいイメージが強い速読ですが、科学的根拠がないことも大きな特徴の一つです。

速読術の中でも、ある程度は信用できる速読術も存在します。

具体的には、

  • スピードを2倍程度にして読む
  • 重要そうな部分のみ読む

など、トレーニング次第でできそうなものは、信用できると言えます。

トレーニングで実践して、効果が得られたと思えば、速読を学ぶ効果はあると言ってもいいでしょう。

自分の仕事の向上に役立てたい場合や、家族が速読を習得したいと思っている場合は、見極めのポイントとして頭に入れておくと安心です。

また、

速読術を習得したいから、速読教室やスクールで学んでみたい!

と思った場合にも、実践的な受講内容かを見極めてみるのがオススメです。

きちんと目的を持ち、実際に学習や仕事に役立てられる内容なのか見極めてみましょう。

速読のイメージ例

速読のイメージ例

速読術は、自分で体験して、その結果で判断してみるのがオススメです。

そこで、まずは実際に速読している様子のYouTubeをご紹介します。

正直、下記でご紹介する動画は、本当に速読をしているかは怪しいところ・・。

ぜひ、チェックしてみて下さいね!

パラパラとページをめくっているだけで、明らかに読んでいるとは思えません。

あまり信用しない方がいいでしょう。

児童文学「ライオンと魔女」を速読しているYouTubeです。

文学や小説を速読していること自体、うさんくさいと感じてしまいますよね。

iso式速読術を習得したと記載がありますが、かなり怪しいところです。

目(視点)を高速で動かす視点高速移動での速読術です。

視点移動トレーニングや、視野の拡大によって習得できるそうですが、うさんくさいですね。

文字を目で追っているようですが、文字の情報を捉えているかは怪しいところです。

一定意味があると思われる速読トレーニング

一定意味があると思われる速読トレーニング

うさんくさいと言われる速読ですが、一定の意味があると思われる速読トレーニングをご紹介します。

具体的な速読トレーニングには、以下の4つの方法があります。

  • メトロノームを使って読むスピードの基準を上げる
  • 文字をカタマリで捉えて読む
  • 頭の中で音にして読む癖を辞める
  • 本の内容を予想しながら読む

1つずつ解説していきますので、参考にしてみて下さいね!

メトロノームを使って読むスピードの基準を上げる

楽器演奏の練習で使われるメトロノームは、音楽のテンポを合わせるために一定の拍子を刻む装置です。

テンポの維持をしてくれるメトロノームを用いて、速読術のトレーニングに取り入れる単純な方法です。

次の音が鳴るまで、1行読み終えよう

と繰り返し実践してみれば、どのくらいの速さで読めているのか分かります。

メトロノームは、40〜208までの数値があり、数値が上がるごとに刻むテンポが早くなります。

設定しているテンポに慣れてきたら、数値を変更してテンポを上げてみれば、自分の限界が分かるかもしれません。

きちんと時間を計りながら速読することになるので、意味のあるトレーニングと言えますね。

文字をカタマリで捉えて読む

通常、大半の方は、文字を一文字ずつ追って読んでいきますよね。

これは、頭の中で文字を一文字ずつ音声化する「黙読」と言われます。

一方で、速読の場合は、文字をカタマリにして瞬間的に視野に入れる「視読」という読み方をします。

複数の単語や文章を、一つのカタマリと捉えるということです。

ただ、読書に慣れている方であれば、無意識に文章をカタマリで捉えて読んでいる方も多いのではないでしょうか。

改めて意識をすれば、速読の実践になるかもしれません!

頭の中で音にして読む癖を辞める

文章を声に出す音読をする方は少ないと思いますが、実は無意識に脳内で文章を読み上げていることが多いのです。

頭の中で、文章を読み上げたり文字を追っているのなら、音読しているのと変わりません。

読むスピードを上げたいのであれば、頭の中で音読する癖をやめることが効果的です。

でも、具体的に脳内音読をやめるにはどうしたらいいの?

という疑問が湧きますよね。

まずは、文字を1文字ずつじっくり読むことをやめるクセをつけることがオススメ。

さらに、具体的な方法として、頭の中で「あーーー」と声を出して文章を音声化しないこともできます。

少し難しい方法ではありますが、集中できそうな場所で、ぜひ試してみて下さいね!

集中できる場所で速読する

当たり前ではありますが、集中できない場所での速読トレーニングは避けるべきでしょう。

普段、読書をする場合でも、なるべく静かな場所ですることが多いですよね。

でも、読書にかける時間など特に気にしないことが多いはず。

一方、速読の場合はできるだけ早く読むことが目的なので、なるべく集中できる場所を確保することは重要なポイントです。

速読トレーニングを実践する場合は、素早くインプットすることに集中しなければいけません。

集中しやすい環境であれば、速読トレーニングにかかった時間を計ることも可能になります。

ぜひ、参考にしてみて下さいね!

厳密には速読術ではないが、効率的な読書術

厳密には速読術ではないが、効率的な読書術

速読術とは言えませんが、効率的な読書術を身につけるのもオススメです。

具体的には、以下の3つの方法が挙げられます。

  • 決めた分野の本を多読する
  • 隅から隅まで読もうとしない
  • 本の内容を予想しながら読む

1つずつ解説していきますので、参考にしてみて下さいね!

決めた分野の本を多読する

読書をするときには、自分の好きな分野や興味のある分野を多く読みますよね。

決めた分野の本を多く読むことは、速読トレーニングや効率的に読書をしたい場合にも、役立つ方法です。

決めた分野の本を10冊でも読めば、かなりの知識が身に付くはず。

速読トレーニングにも応用することで、より効率的にインプットできますよ。

その分野において自分の知っている知識が増えると、内容の理解がスムーズになり、自然と読むスピードが早まります。

速読を実践してみたい場合は、まずは読む分野を決めておくのがオススメです!

隅から隅まで読もうとしない

速読に限らず、効率的に読書をするためには、隅から隅まで読もうとしないことも重要です。

小説の場合は、じっくり読まなければ理解できないため活用できませんが、その他の本であれば効果的な読み方です。

必要な部分だけを読もう!

と、割り切ってしまうのも効率的です。

特に、必要な部分だけを読むスキミングは、効果的な方法です。

新聞を読む際や、仕事の資料やメールを読む際に、素早く重要な箇所を理解することが可能です。

スキミングのテクニックを習得すれば、効率的に読書ができると言えます。

さらに、仕事や日常生活でも無駄な時間を使わず効率的に活動できるのでオススメです。

本の内容を予想しながら読む

ビジネス書や自己啓発本を読む際は、まえがきや目次、あとがきを先に読んで、本の内容を予想するのもオススメです。

ビジネス書や自己啓発本は、正直すべてのページに重要なことが書いてあるとは限りません。

重要な箇所は、特定の章やページに凝縮されている場合も多いもの。

本の概要を先にチェックしておくことで、本全体の内容が予想でき、効率の良い読書ができるかもしれません。

小説の場合はじっくり読まないと理解できないため活用できませんが、その他のジャンルなら効率の良い読書ができそうです。

ぜひ、試してみてくださいね!

速読術に関するよくある質問

速読術に関するよくある質問

速読トレーニングの効果はある?

速読トレーニングの方法によって、効果があるものとないものに分けられます。

一定期間トレーニングを持続させて、効果をチェックするのも大切です。

速読トレーニングを始めてから、◯分早く読めるようになった

など、記録しておけば効果が目に見えてわかりやすいかもしれません。

オススメと言われているトレーニングを実践したとしても、個人差があるため、一概に効果があるとは断言できないでしょう。

速読をするデメリットは?

速読をするデメリットには、以下の点が挙げられます。

  • 頭に入りづらい
  • 習得に時間がかかる
  • 行間が読めないので感情移入がしづらい
  • 速読法によっては目が疲れる

速読の効果には個人差がありますが、速読自体が合わない方もいるはずです。

速読を実践してみようか悩んでいる方は、先にデメリットをチェックして検討してみて下さいね。

速読を学ぶよりも、良書の要約をインプットしたほうが効率的

速読を学ぶよりも、良書の要約をインプットしたほうが効率的

今回は、うさんくさい・意味がないと言われることが多い速読について解説してきました。

完全に否定できないわけでもないけど、トレーニングしたからといって習得できるわけでもない・・

怪しい速読術もあるけれど、一定意味のある速読術もある・・

結論としては、不確かな方法で曖昧であり、オススメできる読書術ではないと言えます。

速読を中途半端に学ぶのなら、その時間に多くの良書をインプットする方がオススメです!

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不確かな速読術を習得するよりも、専門家がまとめた信頼ある要約を多く読んだ方が意味があります。

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