最近では当たり前に活用している人が増えている電子書籍。
自分も電子書籍を読んでみたいけれど、実際のところ電子書籍がどういうものなのか、よく分からない。
でも、そんなことを今さら誰にも聞けないとお悩みの方もいるのではないでしょうか?
そんな悩みをお持ちの方のために、電子書籍の定義や使い方、メリットやデメリットまで細かく解説していきたいと思います。
電子書籍についての疑問をお持ちの方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
目次
電子書籍の定義とは?
電子書籍の定義は、実は幅広い概念からできています。
簡単に説明すると、紙の本と同じタイトルの本がインターネットで購入でき、電子端末で読める本が電子書籍です。
著作権の切れた作品をインターネット上に上げて、誰でも閲覧可能な状態にしているサービスも電子書籍サービスに含まれます。
このように電子書籍とは、誰でも簡単にインターネットで本を買える便利なサービスのことなのです。
電子書籍の使い方とは?
電子書籍で本を読むには、必ず読むための電子端末が必要です。
と言っても、電子書籍の利用を始めるからと言って特別なものを揃える必要はありません。
次のような端末があれば電子書籍の利用は可能です。
- パソコン
- スマートフォン
- タブレット
- 専用端末
どれかの端末は、ほとんどの方がお持ちなのではないでしょうか。
このように、電子書籍はスマホがあれば簡単に使い始められますよ。
端末を用いて、webサイトや専用アプリを使って読めます。
Webサイトを使って読む
パソコンやスマートフォン、タブレットなど、どの端末からも利用できるのがwebサイト(ブラウザ)を使った購入方法。
ブラウザで読む場合は、インターネットが繋がる環境であれば使う端末にデータをダウンロードすることなく電子書籍が読めます。それが「ストリーミング形式」です。
電子書籍を読む際は、CPU、メモリ、ストレージなどある程度のスペックは必要になりますが、よほど古い端末でなければ、ほぼ全ての端末で利用可能。
念の為に、動作環境をスムーズにし、なるべくストレスを溜めずに楽しむためにも、自分の使用しているスマホのデータ容量を確認するなどしておくと安心です。
ブラウザで問題なく読めるサービスもあれば、アプリのみ対応しているサービスもありますので、気になるサービスができたら確認が必要です。
また、スマホやタブレットでは使えても、パソコンでは使えない機能が存在することもあります。
専用アプリを使って読む
電子書籍サービス・ストアによっては、パソコンまたはスマホ版など、それぞれで使える専用アプリが配信されています。
アプリがブラウザと違う点は、ダウンロード形式で読むことです。
データを端末に保存する必要があるため容量が必要になりますが、オフラインの状態でも読めます。
また、アプリオリジナルの機能を設けているサイト・サービスも多く、本棚を自分好みにアレンジできたり、ダウンロード後にすぐに読めたりと、高機能で嬉しいポイントが多いですよ。
アプリを使えば読みたい時にサッと読めるところも魅力的です。
サイト・サービスごとのアプリによって、それぞれ使い方の違いが多くあるので、自分に合った使い方や機能があるアプリを見つけたらチェックしておくのもいいかもしれません。
電子書籍の選び方とは?
初めて電子書籍を使う場合、どのように選べばいいのか悩んでしまいますよね。
選ぶ上で、チェックしておきたい重要なポイントをご紹介していきます。
- ラインナップが多いか、読みたい本があるか
- 読みやすく、使いやすいか
- キャンペーンや割引クーポンがあるか
自分が普段よく読む本の種類のラインナップの豊富さや、使いやすさなどを事前にチェックしておくことはとても大切です。
また、紙の本にはない電子書籍ならではのクーポンや割引の存在も大きいので、魅力的なポイントもご紹介していていきます。
ラインナップが多いか、読みたい本があるか
電子書籍サービスを購入する上で、ラインナップの確認はとても大切です。
そのストア・サービスに登録する前に、一度自分が読みたいと思っているジャンルが、ラインナップにあるかどうかを確認しましょう。
サービスによって、幅広いジャンルを扱っているものもあれば、いくつかのジャンルに特化しているなど特徴は様々です。
せっかくサービスを使い始めても、自分の読みたいジャンルのラインナップが少なかったら意味がありませんよね。
ラインナップの多さは事前にチェックしておくべき重要ポイント。
それぞれの電子書籍サービスに特徴がありますので、必ず事前に確認しておきましょう。
好きな作家さんや読みたい作品が決まっている場合は、取り扱っているのかをチェックしておきましょう。
読みやすく、使いやすいか
電子書籍を使って小説や漫画を読む時は、読みやすさにも注目しましょう。
登録する前に自分の好みか、読みやすいかどうかを、試し読みで調べることを推奨します。
紙の本でいうと、書店で立ち読みができる感覚で、ほとんどの電子書籍サービスが登録前の試し読みを実施しています。
特に、漫画はまるまる1冊試し読みできるサービスも多いので、1冊読んだら感覚をつかめるはずです。
試し読みの際は、スムーズにページ送りの操作ができるか、縦読みと横読み機能の使いやすさ、全体的な動作の速度など、サービスによって微妙に違いが見えてくるはずです。
自分にとって読みやすく、使いやすいサービスを見つける前に、ぜひ試し読みをしてみ施ましょう。
キャンペーンや割引クーポンがあるか
書店には再販売価格維持制度というものがあり、紙の書籍は自由に割引を行えない決まりになっていますが、電子書籍はこの制度の適用対象外となっているため、サイト内で自由に割引して販売できます。
そのため、電子書籍は紙の本にはないキャンペーンや割引クーポンでお得に本を読めます。
どの電子書籍サービス・ストアも、継続的に割引やキャンペーンが実施されているため、それらが行われている回数やお得さなども注目ポイントだと言えるでしょう。
サービスによって、日替わりセールが実施されていたりポイント還元率が高かったりなど、力を入れているところに違いがあります。
自分が重視したい部分があれば、事前に調べておくと安心ですよ。
電子書籍のメリットとは?
電子書籍の定義や概要について、細かくご紹介してきました。
では、電子書籍にはどのようなメリットが多いのでしょうか?
- 置くスペースを取らない
- 手軽に持ち歩きができる
- 売り切れる心配がない
など、便利で気軽に使える電子書籍は、紙の本では体感できない嬉しいポイントがたくさんあります。
電子書籍ならではのオススメのポイントを3つに絞ってご紹介していきます。
置くスペースを取らない
読書好きの方のお悩みといえば、どんどん本が増えてしまうこと。
自宅の本棚に入り切らず、置き場所に困ることもあるのではないでしょうか。
特に、漫画本は巻数が多いので1つの作品に対して大きく場所を占領してしまいます。
紙の本とは異なり、電子書籍はデータですので、物としてかさばることがありません。
タブレットやスマホなど、端末が1台でもあれば充分です。
また、本が溢れてしまうと読みたい本を探すのに時間をとってしまうことも。
電子書籍なら、データで本の管理をしているので読みたい本を探すのも簡単。
電子書籍のサービスでは自分の本棚を自由にカスタマイズすることも可能ですから、スペースに困る心配は全くありません。
本を置くスペースを取らないことは、大きなメリットと言えるでしょう。
手軽に持ち歩ける
紙の本のお悩みといえば、持ち歩くをするときに荷物がかさばったり、重くなったりしてしまうこと。
読んでいる最中の小説などでも、分厚い本だと重くなってしまうため持ち歩くことに躊躇してしまうこともあるのではないでしょうか。
電子書籍なら、多くの書籍をタブレットやスマホにダウンロードしておけば、端末を1台持っているだけで、自由に何冊もお気に入りの本を持ち歩けます。
読もうとしていた本を忘れてしまった時や、途中で別の作品を読みたくなった場合でも、電子書籍があればすぐに取り出せるので、何冊も持ち歩く必要もありません。
自分の端末に電子書籍が入っていれば、常に持ち歩いているので、手軽にどこでも持ち運びができる電子書籍の魅力は大きいです。
売り切れにならない
書店で本を購入する場合、読みたい本が売り切れていたり、ちょうど欲しかった巻数が無かったりすることで落ち込むこともあるのではないでしょうか。
特に人気の作品だと在庫切れになってしまうことは、よくありますよね。
電子書籍では、在庫切れや入荷の遅れを心配することなく読めます。
電子書籍には在庫切れという概念がないので、いつでも在庫切れを心配することがないこともメリットの1つです。
売り切れの心配をすることもなく安心して読みたいときに読めます。
また、紙の本の場合だと読みたい本を注文した本を書店に取りに行かなければなりませんが、電子書籍ならそのような手間を省くこともできるのです。
売り切れの心配がなく、書店に足を運ばなくても、自宅でも外出先でも読みたいと思った時に、すぐに手軽に購入できる電子書籍の魅力的なポイントと言えるでしょう。
電子書籍のデメリットとは?
電子書籍のメリットをご紹介してきましたが、電子書籍を利用するにあたって、次のようなデメリットが気になるかもしれません。
- 電子書籍は売ったり貸し借りはできるのか
- 電子書籍でも読書をした感覚になるのか
- 紙の本に慣れているから、長時間画面を見ていたら目が疲れそう
電子書籍のデメリットも理解した上で、改めて電子書籍の利用を考えられるように、気になるポイントを3つご紹介していきます。
売ったり貸したりができない
紙の本の場合は、読み終えた本を古本屋やネットで売却でき、その売上で新たに別の本を購入する読書好きの方も多いと思います。
残念ながら、電子書籍は購入した本は買った後に中古本として古本屋に売ることはできません。
また、自分の端末を人に貸したりすることはできないと思いますので、電子書籍は家族や友達などに貸したりすることが不可能というデメリットもあります。
普段から、家族や友達で本の貸し借りを頻繁に行っている方だと少し気になってしまうポイントかもしれません。
ですが、電子書籍には読み放題プランを実施しているサービスが多くあるので、上手にプランやキャンペーンを利用してみれば、あまり気にならないデメリットにも感じられますよ。
読んだ実感が持てず記憶にも残りづらい
電子書籍は、紙の本のように実物を持ちながら、ページをめくって活字を読むという基本的な読書スタイルとは少し異なります。
紙の本では、本の感触や重さを感じながら、ゆっくりとページをめくりながら読み進めることが読書の醍醐味ですが、電子書籍の場合だとページをめくる速度も速くなる分、紙のように本として少し感じづらいところがあるかもしれません。
そのため、あまり読んだ実感が持てず記憶に残りづらいと感じる方もいるようです。
あくまでも感じ方には個人差のあることなので、試してみなければ分かりません。
利用してみたら、実は電子書籍の方がスラスラ読めて好みだったという発見もあるかもしれませんので、まずは実際に試してみるとよいでしょう。
デジタル画面なので目が疲れやすい
電子書籍で特に気になるデメリットといえば、目が疲れやすい、目が悪くなりそうというイメージがあるのではないでしょうか。
やはり、ある程度の大きさがあるタブレットでも、長い間デジタル画面を見つめていると、紙の本よりも眼精疲労が溜まりやすくなり、疲れることがあります。
ただ、電子書籍は文字を拡大して読む機能も付いていますので、そういった点は魅力です。
また、電子書籍端末には、ブルーライトがカットされていたり、目にやさしいフロントガラスを搭載していたりといったものもあります。
電子書籍のサービスによっては専用端末を販売しているところもありますので、気になるサービスを見つけたら専用端末もチェックしてみることもオススメです。
電子書籍でよくある質問とは?疑問を解消
電子書籍に関して以下のような、よくある質問や疑問を3つご紹介していきたいと思います。
- 電子書籍のサービスが終了した場合は、購入した書籍・データはどうなるのか
- 購入した電子書籍はパソコンからスマホに移動できるのか
- 電子書籍の支払方法にはどんなものがあるのか
気になるポイントを少しでも解消してから、電子書籍を使い始めて頂ければと思いますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
電子書籍サービスが終了するとデータはどうなる?
電子書籍の所有権はサービスやストアにあるため、電子書籍サービスが終了してしまったら、そのストアで購入していた電子書籍が読めなくなることがあります。
心配な方は、無くなる可能性の低い大手のサービスを利用すると安心です。
購入した電子書籍はパソコンからスマホに移動できる?
パソコン上のストアで電子書籍を買った場合は、そのストア・サービスによっては、スマホに移動させることも可能です。
読むことが目的であれば、スマホに移動しなくてもスマホでアプリやwebにログインして読めます。
電子書籍の支払い方法はどんなものがある?
電子書籍の買い方は、実際の書店と違い現金払いはできないため、クレジットカード払いが基本となります。
クレジットカード払い以外にも携帯電話決済、電子マネー決済、ポイント払いなど決済方法の充実度はサービスによって異なりますので、チェックしておきましょう。
電子書籍とは便利で身近な新しい時代の読書方法!
電子書籍とはどのようなものかという所から知りたいという方のために、電子書籍の定義から選び方、メリット・デメリットをご紹介しながら説明してきました。
電子書籍には人によっては気になってしまうデメリットもありますが、便利で簡単な使い方ができる魅力的なメリットもたくさんあります。
ご紹介したように、まずは、試し読みから気軽に始めて頂くのがオススメ。
紙の本とは一味違った電子書籍で読書を楽しむために、ぜひ参考にしてみてくださいね!