と、悩むことも多いのではないでしょうか。
そこで、20代で読んでおきたいオススメの本をジャンル別にご紹介します。
20代のうちにたくさん本を読んでおくことで視野が広がり、仕事や人生に大いに役立つはずです。
名著と呼ばれる本から、2022年時点で人気の高い本をご紹介しますので、ぜひ本選びの参考にしてみて下さいね!
目次
若手社会人が本を積極的に読むべき理由
若手社会人が本を積極的に読むべき理由には、以下のような理由が挙げられます。
- 周りと大きく差をつけられる
- 視野が広がり、人生を変えるきっかけとなる
- 読書の時間を確保しやすい
1つずつ解説していきますので、参考にしてみて下さいね!
周りと大きく差をつけられる
2019年、エン・ジャパン株式会社が転職支援サービス「エン転職」上でユーザーを対象に学習習慣に関するアンケートを実施しました。
7割が「仕事に関する学習をしたことがある」と回答し、学習によって仕事や生き方に良い影響を与えたと感じているようです。
年齢を重ねるほど、新しいことを勉強する時間は減っていきます。
社会人になったら早い段階で、隙間時間に読書をする習慣を身に付けておけば、周りと大きく差をつけられることは間違いないと言えます。
視野が広がり、人生を変えるきっかけとなる
20代のうちに本を読んでおくことのメリットの一つは、視野が広がることです。
同じ職場や人間関係の中で過ごしていると、似たような価値観の人同士で過ごすことが多くなり、視野が狭くなりがちです。
本を読めば、世界中の人の考え方や生き方に触れられるので、視野が広がります。
また、読む本の内容によっては、様々な知識が増えて自然と教養も身に付きます。
読書を通して成功者や尊敬する人を見つけることで、人生を変えるきっかけにもなるのです。
読書の時間を確保しやすい
社会人になりたての20代は仕事に慣れることに精一杯で、読書の時間が確保できないイメージがあるかもしれません。
実は、30代になってからの方が仕事も任されるようになったり、家庭も持つようになれば忙しかったりと、バタバタするものです。
そのため、仕事に慣れ始めた20代中頃から後半にかけては読書時間が取れるオススメの期間でもあります。
また、20代のうちに読書が好きになれば、30代以降でも隙間時間に読書する習慣が身につくかもしれません。
ビジネス書の選び方や読む際の注意点
ビジネス書の選び方や読む際の注意点として挙げられるのは以下の点です。
- flier(フライヤー)で要約を読んでから選ぶ
- ビジネス書を読む目的をハッキリさせる
- 目次とまえがき、あとがきをチェックする
- カスタマーレビューを確認する
- 尊敬できる人のオススメ本を読む
- 売れている本や名著から選ぶ
まずは、名著や話題の本からチャレンジしてみるのもオススメです。
また、自分が仕事や対人関係に関する解決したい悩みがある場合は、目的に合わせて本選びをしてみましょう。
以下のページで、ビジネス書の選び方をさらに詳しく解説しています。
合わせて参考にしてみて下さいね!
仕事やビジネス、キャリアに関係するオススメ本
仕事やビジネス、キャリアに関係する以下のオススメ本をご紹介していきます。
- 入社1年目の教科書
- なぜ、あなたの仕事は終わらないのか スピードは最強の武器である
- イシューからはじめよ 知的生産の「シンプルな本質」
- このまま今の会社にいていいのか?と一度でも思ったら読む 転職の思考法
1冊ずつご紹介していきますので、参考にしてみて下さいね!
入社1年目の教科書(岩瀬大輔)
著者は、ライフネット生命株式会社の共同創業者として知られる岩瀬大輔さん。
本書の中で、岩瀬さんは仕事において大切な原則として以下の3つを掲げています。
- 頼まれたことは、必ずやり切る
- 50点で構わないから、早く出せ
- つまらない仕事はない
その他、挨拶の仕方やビジネスメールなどの基本的なことから、仕事のノウハウや人付き合いに関することまで、具体的な50の行動指針を詳しく解説しています。
まさに社会人1年目の方には必読の内容で、社会人デビュー目前の学生のうちに読んでおくのもオススメ。
本書は新入社員だけではなく、後輩指導をする立場である中堅社員の方にも役立つ内容のため、幅広い年代から高い評価を受けています。
また、新人研修テキストとして企業が本書を採用するなど注目もされています。
入社1年目・入社直前には多くの期待と不安が出てくるものですが、とりあえず本書を読んでおけば心の準備ができるはずです。
なぜ、あなたの仕事は終わらないのか スピードは最強の武器である(中島聡)
今日も残業だ・・
どうして仕事が全く終わらないのだろう・・
もっと効率的な方法があるんじゃないか・・
そんな悩みを抱えながら、時間に追われて仕事をしている方も多いのではないでしょうか。
時間に縛られていては、仕事で本領発揮できないだけでなく、プライベートの時間を楽しむこともできませんよね。
本書は時間術にフォーカスされた内容なので、効率的な時間の使い方を知りたい方に特にオススメ。
著者の中島聡さんは、米マイクロソフト社でWindows95の開発に携わった伝説のプログラマーとして知られています。
アメリカで優秀なプログラマー達の脅威を目の当たりにした経験から、時間と徹底的に向き合うノウハウを独自に身に付けた、中島さんの言葉には説得力があります。
時間の使い方や時間との付き合い方を学びたい方には、特に必読の1冊です。
効率的な仕事の仕方を身に付け、忙しさから解放されたいと思っている方は、ぜひ読んでみて下さいね!
イシューからはじめよ 知的生産の「シンプルな本質」(安宅和人)
近年ビジネスシーンで耳にすることが増えたイシューとは、英語でissueと表記され、課題・問題・論点といった意味を持ちます。
著者の安宅和人さんは、マッキンゼー・アンド・カンパニーに入社後、イェール大学脳神経科学プログラムに入学、現在はヤフー株式会社のCSOという異色の経歴の持ち主です。
本書では、大きな成果を出すために問題解決する方法が解説されています。
問題を解く前には、イシューであるかどうかを見極め・検証する必要があり、分析をする前にイシューであるのか吟味することの大切さが解説されています。
研究者ならではの視点から科学的な論点が多いため、内容が難しい印象ですが、生産性の高い仕事術を知りたい方や、論理的な内容が好きな方にはオススメの1冊です。
このまま今の会社にいていいのか?と一度でも思ったら読む 転職の思考法(北野唯我)
会社員の経験がある方であれば、
このまま一生今の会社にいていいのだろうか・・
と、悩んだことのある方は多いはず。
入社してすぐに社風が合わないと感じてしまうこともあれば、数年勤務して転職の道を考える人もいたりと、選択肢は様々ですよね。
著者の北野唯我さんは博報堂に入社後、株式会社ワンキャリアCSOとして、おもに就活生をサポートしています。
本書は、主人公・青野が経営コンサルタントの黒岩との出会いにより、転職の道を探っていく小説仕立てになっているので読みやすいのも特徴的。
自分の市場価値を具体的に知り、転職の思考法を学べる1冊です。
転職を考えることは、働き方だけでなく生き方にも影響を与えるものだと教えてくれます。
今の会社でモヤモヤすることが多い、転職しようか迷っている方はぜひ読んでみて下さいね!
人生や生き方に関係するオススメ本
続いては、人生や生き方に関する、マインド的な面で学ぶことの多いオススメ本を4冊ご紹介します。
- 成し遂げる力
- 夢をかなえるゾウ
- 7つの習慣 人格主義の回復
- 20代を無難に生きるな
1冊ずつご紹介していきますので、参考にしてみて下さいね!
成しとげる力(永守重信)
著者の永守重信さんは、世界一の総合モーターメーカー・日本電産株式会社の創業者です。
1973年、仲間3人と共に立ち上げた当初は小さな町工場でしたが、80年代から数々のM&A戦略を展開し、会社を大きく成長させました。
現在では世界中に300以上のグループ企業があり、従業員数は11万人を越えています。
「情熱・熱意・執念」を経営理念として掲げており、熱いマインドが魅力的です。
創業から半世紀もの間、オイルショックやバブル崩壊、リーマンショックなどの様々な困難に見舞われましたが、独自の解決策で幾つものピンチを乗り越え、会社を守り続けてきました。
産業能率大学が調査をしている、「社長が選ぶ今年の社長の調査」では、2014年に1位を獲得するなど、経営者からも圧倒的な支持を受けています。
20代の若手社会人にはもちろん、経営者にとってもバイブルとなる本と言えます。
具体的に経営理念を学べるので、将来起業したいと考えている方にもオススメです。
夢をかなえるゾウ(水野敬也)
作家の水野敬也さんによる本作は、一般的なビジネス本や自己啓発本と違い小説仕立てになっており、ドラマ化もされ知名度の高い作品です。
ある日、さえないサラリーマンである「僕」のもとに、インドの神様と名乗る不思議なゾウ「ガネーシャ」が現れ、様々な課題を与えられながら成長していく物語です。
ぽってりとした大きなお腹に4本の腕、なぜか関西弁で喋るガネーシャはインパクトが強く不思議なのですが、なぜかその魅力に惹き込まれていきます。
変わりたいと思いながら、何にも変えられない・・
そんなモヤモヤとした思いを持ちながら、さえない日常を過ごす「僕」に自分を重ねる読者も多いはず。
本気で変わるために行動することの大切さを、ガネーシャが楽しく教えてくれますよ。
なかなか一歩を踏み出せない方や、少しでも自分を変えたい!と思っている方にオススメです。
7つの習慣 人格主義の回復(スティーブン・R.コヴィー)
リーダーシップの権威として高い評価を受けたスティーブン・R・コヴィーが書いた本書は、成功をし続けるための原則・原理についてまとめられた大ベストセラー本です。
20世紀で最も影響力のあるビジネス書とまで称賛されています。
成功し続けるためには、生き方を変える、つまり自分のマインドセットを変えることが重要です。
本書では、具体的な方法を7つの習慣に分けて細かく解説しています。
自分の内面と深く向き合うきっかけにもなるので、仕事や対人関係で悩んでいる方には特にオススメです。
20代を無難に生きるな(永松茂久)
株式会社人財育成JAPAN代表取締役の永松茂久さんは、ユニークな人材育成法で多くの若者から圧倒的な支持を得ています。
本書は、夢や仕事、人間関係などの悩みを抱える若者に向けて書かれた本で、貴重な20代の有効的な過ごし方を教えてくれます。
永松さん曰く、人生の基本姿勢は20代でつくられるとのこと。
20代でどのような経験をしたかで、その後の人生に影響を与えるのか学べます。
永松さんは、30代、40代に向けて以下の作品も出版されているので、合わせて読んでみるのもオススメです。
- 「30代を無駄に生きるな」
- 「40代を無駄に生きるな」
人間関係や対人関係に関係するオススメ本
社会人になると、上司や同僚との人間関係や対人関係の悩みも増えてくるもの。
そこで、オススメしたいのが以下の2冊です。
- 人を動かす
- 嫌われる勇気 自己啓発の源流「アドラー」の教え
1冊ずつ解説していきますので、参考にしてみて下さいね!
人を動かす(D・カーネギー)
著者は、セールスマンや行商、俳優など様々な職業を経験したカーネギー。
1936年に初版が出版され、80年以上経った現代でも読み継がれている歴史的ベストセラーです。
人が生きていく上で身に付けるべき「人間関係の原則」を以下の項目に分け、解説しています。
- 人を動かす3原則
- 人に好かれる6原則
- 人を説得する12原則
- 人を変える9原則
仕事上はもちろん、日常生活での対人関係で大切にするべきことが細かく学べるので、社会人として読んでおきたい必読の1冊です。
嫌われる勇気 自己啓発の源流「アドラー」の教え(岸見一郎/古賀史健)
フライヤー、ユングと並ぶ心理学三代巨匠の一人、アドラー。
本書は、アドラーの心理学の第一人者である岸見一郎さんと古賀史健さんのタッグによって実現し、大ベストセラーとなりました。
アドラーの心理学では、すべての悩みは対人関係の中で生まれるとされています。
人からどう思われているのか気になる・・
周りから嫌われたらどうしよう・・
など、他人の目を気にしてしまいがちな方には特にオススメです。
人は、どうすれば幸せに生きられるのかを、哲学的でありながらシンプルに学べる1冊です。
お金や資産運用、投資に関係するオススメ本
お金や資産運用、投資に関するオススメの本は以下の3冊です。
- 金持ち父さん 貧乏父さん:アメリカの金持ちが教えてくれるお金の哲学
- お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方 知的人生設計のすすめ
- バビロンの大富豪 「繁栄と富と幸福」はいかにして築かれるのか
1冊ずつご紹介していきます。
金持ち父さん 貧乏父さん:アメリカの金持ちが教えてくれるお金の哲学(ロバート キヨサキ)
世界中の人々のお金に関する考え方に疑問を投げかけたロバート・キヨサキさんは、起業家・教育者・投資家として活躍しています。
本書では、タイトル通りお金持ちの父と貧乏な父が登場し、物語形式に進んでいきます。
2人の父の正反対なお金の使い方を知ることで、生き方そのものにどう影響していくのか楽しく学べる一冊です。
お金の哲学や流れ、お金の具体的な作り出し方まで詳しく解説されています。
自発的に行動しない限り、お金について学ぶきっかけは意外と少ないですよね。
お金と人生について、一度は読んでおきたい本としてオススメですよ。
お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方 知的人生設計のすすめ(橘玲)
著者の橘玲さんは、投資や経済、貧困・格差問題に関するビジネス本を数多く出版しているほか、経済小説を執筆する作家としても活躍しています。
橘さんは「黄金の羽根とは制度の歪みがもたらす幸運」とし、幸せなお金持ちになるためには、国や会社に依存せず経済的に独立することが大切だと述べています。
黄金の羽を手にして幸せなお金持ちになるための、資産運用と人生設計の方法が具体的に解説されているので、かなり実用的。
世界と比較した日本の社会保障制度も学べるので、経済的な視野も広がるはずです。
資産運用を学び、豊かで幸せな人生設計をしたいと考えている方にオススメの1冊です。
バビロンの大富豪 「繁栄と富と幸福」はいかにして築かれるのか(ジョージ・サミュエル・クレイソン)
はるか4千年も昔にメソポタミア地方で栄えていた古代都市・バビロンが舞台の作品です。
古代都市バビロンの市民は、世界で最も裕福だったと言われています。
バビロンの大富豪・アルカドをはじめ、様々な暮らしをする市民が登場して物語は進み、神話のように読める面白さも魅力的です。
何千年も前の物語ながら、現代に読んでも大いに役立つ内容で、今も昔もお金の仕組みはシンプルで、何も変わらないのだと気付かされます。
バビロンの繁栄と富と幸福が、どのように築かれたのか学べる不滅の名著を、ぜひ読んでみて下さいね!
番外編:その他のオススメ本
マルチ・ポテンシャライト 好きなことを次々と仕事にして、一生食っていく方法(エミリー・ワプニック)
- 天職が見つからない、または分からない
- 飽きっぽい
- 何をやっても中途半端
などのお悩みをお持ちの方はいませんか?
本書は、そんなあなたにとっておきの1冊になるかもしれません。
著者のエミリー・ワニパニックさんも、1つの道に落ち着けず様々な職種を経験した持ち主で、「複数の天職」を持つマルチ・ポテンシャライトな働き方を提案しています。
特に現代は終身雇用の概念は薄れ、将来の社会保障にも不安が大きいため、副業ありきの時代ですよね。
マルチ・ポテンシャライトは今の時代に合っている働き方とも言えます。
天職に出会わないまま一生を終えるのでは・・
という不安や悩みをお持ちの方は、ぜひ読んでみて下さいね!
WORK・SHIFT(リンダ・グラットン)
近年、テクノロジーの進化やグローバル化の進展、環境問題の深刻化などで、社会の変化はますます加速しています。
では、2025年、私たちはどんなふうに働いているだろうか・・?
本書は、そんな疑問を元に将来の働き方や生き方を具体的にイメージした、未来予測の本です。
「漠然と迎える未来」には孤独で貧困な人生が、「主体的に築く未来」には自由で創造的な人生が待ち受けるかもしれないと予測し、架空の2025年の物語が描かれます。
未来を予測した物語はリアルで、読むのが少し怖くなってしまうかもしれませんが、少しでもイメージしておけば、変化が訪れた時に最善の対策もできるはず。
未来予測に興味のある方はきっと楽しめますので、ぜひ読んでみて下さいね!
社会人になったら20代のうちにオススメの本を読んで、たくさんインプットしておこう
今回は、社会人になったら読んでおきたいオススメの本をジャンル別にご紹介してきました。
20代のうちにたくさん読書しておけば、視野が広がりその後の人生に大きく影響するはずです。
今回ご紹介した本で、少し難しそうと感じた本でも、図解版で分かりやすく編集されていたり、漫画化されて読みやすくなっている作品も多いです。
Kindle Unlimitedでは、ビジネス本のほか小説も読めます。
まずはラインナップをチェックしてみてみて下さいね!
以下の記事もオススメです。
社会人になったので、仕事に役立つ本を読んでおきたいけれど、何の本から読めばいいのだろう・・?