転職しなければよかったと後悔した理由や対処法、失敗の割合や事前にできる準備をご紹介

転職しなければよかった…。死ぬほど後悔している。

転職を悩んでいるけど、失敗して人生狂ったら嫌だな…

後悔しないために、転職する前にするべきことは?

こういった疑問に答えます。

転職は人生の一大事。

おいそれと出来るものではないですし、その後の年収やキャリア、生活に大きく影響してきます。

そんな転職活動。

失敗は絶対に避けたいですよね。

今回は、「転職しなければよかった」と後悔する理由や原因、事前にできる対策や、後悔してしまったときの対処法などをご紹介します。

事前に失敗例を知っておかなければ、避けることもできません。

転職前の方は、失敗例を知って、ご自分の転職に活かしましょう。

転職しなければ良かったと後悔する人の割合やその理由

転職しなければ良かったと後悔する人の割合やその理由

そもそも、転職しなければよかったと後悔する人はどのくらいいるのでしょうか?

組織型コンサル会社の「識学」が2022年に約300人を対象に実施したアンケート調査では、転職経験者の58.7%が「転職を後悔・失敗した」経験があるとの結果が出ました。

調査日:2022年1⽉19⽇〜20⽇
対象:過去3年以内に転職した経験がある20〜59歳までの会社員300名
出典:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000055.000029010.html

全体の6割となると、かなり多いように見えます。

他の調査結果も見てみましょう。

転職口コミサイトの「転職会議」が2016年に、さらに大きな規模の対象者数で実施したアンケート調査では、全体の26.1%の人が、「転職に(どちらかといえば)失敗した」と感じているという結果が出ています。

調査日:2016年03月22日~23日
対象:過去2年以内に転職した経験がある、1,034名の20~40代の男女
出典:https://report.jobtalk.jp/research/detail/id=363

全体の3割から6割と、調査によって開きはありますが、おおよそ4割から5割ほど、少なくない割合の方が、転職を手放しでは喜べていないようです。

このように数字で結果が見えると、他人事ではない気がしてきますね…!

転職しなければよかったと思う理由の調査結果

では、どんな理由で転職しなければよかったと思う人が多いのでしょうか?

前述した「識学」の2022年のアンケート調査では、転職してから後悔・失敗したと感じたことの上位5つの理由は下記のとおりです。

  1. 「組織の風土・文化が合わない」48.2%
  2. 「思ったより給与が低い」46.8%
  3. 「上司との人間関係」35.6%
  4. 「思ったより残業が多い」30.2%
  5. 「やりたい仕事ができない」26.6%

※複数回答あり

年収や残業時間といった待遇面が悪いことや、業務内容が想定と違うことで後悔する人が多いイメージはありましたが、それらを抑えて、社風に合わないことや人間関係の面で後悔している人がいることは意外です。

働くうえで、どんな組織風土なのか、どんな人と働くのかといった面はかなり重要です。

しかし、数値で知れる待遇面と違い、これらの事柄は、事前に求人票などから得ることはかなり困難。

そのため、想定と異なり、後悔する人が絶えないようです。

転職しなければよかったと思う理由

転職しなければよかったと思う理由

ここからは、転職しなければよかったと思う、代表的な理由をご紹介します。

どんなことが理由で転職を後悔する人が多いのか、転職前に知っておくことで、失敗を避けられるようにしましょう。

具体的には、下記の理由で、転職しなければよかったと思う人が多いです。

  • 社風や組織風土に馴染めないから
  • 上司や同僚、部下との人間関係が合わないから
  • 想定していた業務内容と違ったから
  • 聞いていた条件と待遇が異なったから
  • 前職の良いところに気がついたから

順にみていきます。

社風や組織風土に馴染めないから

前述したアンケート調査でも、1位の理由に上がったのが「社風や組織風土に合わない」というもの。

年収や残業時間などと違って、社風は客観的な情報を事前に知ることは困難です。

また、会社によって驚くほど社風というものは違います。

今の会社では常識だと思われていることが、転職先では非常識というのはよくあること。

第二新卒であれば、すぐに新しい職場に馴染えるでしょうが、30代を超えていたり、全くの異業種に転職する場合は、社風や組織風土へ馴染むことが想定外のハードルになるでしょう。

実際、SNS上でも、転職してから職場の雰囲気などが合わないことを苦痛に感じている人がいます。

転職してから、すぐにまた転職するのは現実的ではないため、要注意です。

上司や同僚、部下との人間関係が合わないから

職業選びとなるとどうしても年収や待遇ばかりを気にしてしまいますが、誰と一緒に働くかによって、仕事の満足度は天と地の差が生まれます。

上司や同僚、部下が自分と決定的に合わない人だと、毎日8時間苦痛やイライラを感じながら、過ごすことになります。

それはまさに地獄です。

とくに、自分が直接指示を受けることになる上司の人となりは重要。

転職先の職場の上司が合わない人間で、転職を後悔したという人は多いです。

規模の小さいベンチャー企業やヘッドハンティングなど、特別な場合を除き、誰のチームで働くかというのは事前にわからないので、ガチャの要素があります。

これが難しいところです。

ただ、社風や組織風土が合わないという理由と違って、人事異動や部署異動で解決できる可能性もあるので、そこは救いです。

想定していた業務内容と違ったから

転職前に想定した業務内容と、実際の業務内容が違ったというのも、よくある後悔する理由の一つです。

これは、転職先の人事担当者や転職エージェントが伝えてきた内容に嘘があったという場合は、落ち度は転職先の会社や仲介会社にあります。

とくに著しく内容が異なる場合は、人事担当者に対してしっかりと理由を聞いたり、希望の対応を伝えることも必要でしょう。

ただ、そのようなケースは一般的に少ないかと思います。

基本的には、自分が勝手に想像していた内容と違っていることが多く、悪意をもって嘘の業務内容を転職希望者に伝える悪質な会社はほぼ無いでしょう。

あとからトラブルになるのは目に見えていますので。

ですので、内定受諾前にしっかりと、希望業務や自身の経験を伝え、転職先での業務を面談ですり合わせておくことが大切です。

そのためには、転職活動を焦って、内定を出してくれる会社に安易に飛び込むことのないよう、退職前に転職活動をしたり、貯金を保ったうえで退職したりするようにしましょう。

聞いていた条件と待遇が異なったから

事前に聞いていた待遇条件と、実際の条件が違っていたというのも、転職を後悔する理由の1つです。

具体的には、下記などです。

  • 前職と同程度の年収と聞いていたのに、年収がダウンした
  • 残業は少ないと聞いていたのに、配属された部署は忙しく、残業時間が大幅に増えた

年収などはヘッドハンティングやダイレクトリクルーティングなどでない場合は、事前に明確な数字を握ることが難しいことが多いです。

転職先の給与算定表をもとに実績に基づいて決定する、「400万円〜800万円」などの年収レンジだけ提示されるといったことも多く、前職よりも下がることはあり得ます。

とくに残業時間については、会社によって多い少ないの基準はかなり違い、また部署や時期、担当業務に左右されるため、事前の想定は結構難しいです。

完全に想定するというのは難しいため、どの程度まで悪くなるリスクがあるのかといった心構えをしておくことも重要です。

前職の良いところに気がついたから

最後に抽象的な理由になりますが、「転職したら前職の良いところに気がついた」というのも、転職を後悔した理由として一定数あります。

なんとなく他社で働く人が羨ましく見えたり、職場で嫌なことがあり転職したものの、前職の環境は恵まれていたと感じる人がいるようです。

たとえば、下記のような例です。

  • 成長機会を求めて、大企業から中堅企業に転職したものの、前職がかなりホワイト待遇だったことに気がついた
  • 生活を安定させようとインフラ系大企業に転職したものの、仕事が面白くなくなってしまい、物足りなく感じる

このように転職してから前職が恋しく感じる場合があります。

ただ、このように思うのは新しい職場に慣れていないだけで、半年も経てば、「なんだかんだ転職してよかった」と考え直す人も多いです。

転職しなければよかったと後悔しないために事前にできること

転職しなければよかったと後悔しないために事前にできること

ここまで転職後に後悔した理由をご紹介してきました。

これらを踏まえたうえで、どのようにすれば転職前に後悔することを避けられるのかも知っておきましょう。

具体的には下記の通りです。

  • 転職の目的を明確にする
  • 企業の評判など、下調べをしっかりとやっておく
  • 待遇や雇用条件は内定承諾前に確認する
  • 円満退社をする
  • 転職エージェントを利用する

順に解説します。

転職の目的を明確にする

まず、転職の目的を明確にしておきましょう。

  • なぜ転職をするのか
  • 何を求めて新しい会社へいくのか
  • 今の会社の何が不満で辞めるのか

ここが明確でなければ、転職したあとに、「前職のほうがよかったかも…。」と後悔をしてしまいます。

たとえば、「前職よりも年収を上げること」が目的であれば、給与条件だけは応募時や面接時、内定受諾前にしっかりと確認するでしょう。

そうなると、年収アップという当初の目的だけは、しっかりと達成でき、後悔する可能性もグッと減ります。

逆に、やりがいと成長機会を求めて転職するのであれば、転職先での業務内容をとにかくこだわって転職活動をするはずです。

ここがあやふやで、なんとなく今の会社が嫌だからと転職しても、転職先でも同じように「なんとなく嫌だ」と感じるだけです。

転職前に、自分が仕事で求めたいことを明確にしておきましょう。

なお、無料で自己分析ができる診断ツールも最近では増えています。

こういった診断テストツールも活用することをオススメします。

企業の評判など、下調べをしっかりとやっておく

転職しなければよかったと後悔する理由の上位に、社風や職場の雰囲気、人間関係に起因するものがありました。

これらは、年収や待遇と違い、求人票で事前に知ることはできません。

企業の評判や口コミなどを事前に下調べして、どんな人が多い職場なのか、どんな社風なのかを知っておく必要があります。

最近では、転職者向けの口コミサイトなどで、会社ごとの赤裸々な評判がわかります。

また、事前にググったり、SNSで悪い噂が無いかサーチしておくことも必須でしょう。

もちろん、これらネット上の口コミには信憑性が低いものもありますので、理想としては、その会社の(元)従業員に実際に会って話してみるのが一番です。

SNSなどでのつながりや、自分の人脈を使って、つながりがあれば、実際にお会いして生の声を聞いておくと良いでしょう。

難しければ、転職先の人事担当者の方にお願いをすると、社員さんと話す機会をセッティングしてくれる場合もあります。

待遇や雇用条件は内定承諾前に確認する

待遇や雇用条件は内定承諾書にサインをする前に確認するようにしましょう。

職場の雰囲気などといったものと異なり、年収や残業代の扱いなどは、事前に客観的に確認が可能です。

自分の転職の目的として、年収アップなどの面がある場合は、しっかりと確認をし、握っておくようにしましょう。

年収アップが確約できない、給与条件が不明瞭といった場合は、転職先を変えるといった意思決定も必要になります。

失礼に当たりそうで、なかなか確認するのも勇気がいる部分にはなりますが、ここで確認せずにあとから困るのは自分です。

もちろん、年収は重視せずに、成長機会や業務内容を目的に転職する場合はその限りではありません。

年収をはじめとした条件面を目的に転職をする場合は、しっかりと確認をするようにしましょう。

円満退社をする

今の会社を辞める際に、円満退社をしておくというのも、後悔を避けるために重要です。

後述しますが、転職をしたあとに、場合によっては、前職に出戻りをする選択肢もあります。

しかし、引き継ぎが不十分な状態で辞めてしまったり、退職代行を使ったり、上司と喧嘩別れをしたりした場合は、現実的に出戻りをすることは不可能でしょう。

可能性として高いわけではありませんが、万が一のために出戻りができる可能性を残しておくことで、転職が失敗だったと感じたときに、戻れるというセーフティーネットができます。

また、実際に戻らなかったとしても、戻れる可能性のある場所があるか無いかで、気持ちの余裕が違ってきます。

どうせ転職するからと、おざなりな対応をせずに、最終出社日まで真摯な対応をするようにしましょう。

転職エージェントを利用する

最後に、転職エージェントを利用するというのも、後悔しないためにできることの一つです。

転職を後悔しないためには、志望する各企業の人事担当者と、待遇条件や年収、業務内容の交渉などをする必要があります。

しかし、年収の条件交渉などはかなり気を使いますし、歴戦の人事担当と転職童貞がまともな交渉をするのは正直厳しい部分があります。

そこで、直接交渉をするのではなく、転職エージェントを間に挟むことで、自分の希望をスムーズに伝えてもらえ、条件のすり合わせも容易です。

転職エージェントを挟むことで、応募できる企業が減ってしまったり、企業が払う手数料分だけ選考が厳しくなったりといったデメリットもありますが、自分一人で戦うよりも有利なのは間違いないです。

話をするだけなら無料でできるので、自己分析や応募先企業の選ぶ基準などを聞いてみることをオススメします。

転職しなければよかったと思ってしまう場合の対処法

転職しなければよかったと思ってしまう場合の対処法

ここからは、すでに転職をして、後悔をしてしまった場合の対処法をお伝えします。

主に3つあり、下記のとおりです。

  • 新しい職場の良いところを見い出して慣れる
  • 次の転職の準備を始める
  • 前職への出戻り転職をする

順にご紹介します。

新しい職場の良いところを見い出して慣れる

転職をして新しい職場で後悔をしているのは、まだ職場に慣れていないだけという可能性も高いです。

職場の雰囲気に合わない、業務内容がつまらないと感じても、半年も経てば、新しい職場の良さがわかったりします。

どうしても最初は前職と比べてしまって、良く無いところばかりが目についてしまいます。

それに自覚的になったうえで、新しい職場の良いところを探し、後悔を乗り越えるように努力してみましょう。

次の転職の準備を始める

どうしても、新しい職場の良いところが見つからない、もしくは、容認できない決定的に悪いところがある場合は、もう一度転職をするという選択になるかと思います。

しかし、短期間ですぐに転職をするのは現実的ではありません。

心身への負担が大きい、明らかに労働基準法に違反しているといった場合を除き、短期間での離職は再就職が決まりにくいですし、履歴書上の印象も悪いです。

まずは、転職先の情報収集を始めたり、資格習得をしたり、相性の良い転職エージェントを探し始めたりと、勤務先にバレない範囲での転職活動を水面化で始めましょう。

半年から1年ほど今の職場で働いたのちに、転職するのが現実的かと思います。

前職への出戻り転職をする

最後に、前職へ出戻りをするという選択肢もあり得ます。

明らかに転職が失敗で、転職しなければよかったと強く考えているのであれば、前の会社にもう一度転職するというのは、ある意味自然な発想です。

実際、出戻りをする人は少なくはありません。

SNS上でも、円満な形で出戻り転職をしている人が見受けられます。

出戻りできるかどうかは別として、出戻りの選択を考えるのは悪く無いでしょう。

前職への出戻りは実際できる?

しかし、実際に前勤めていた会社へ戻ることはできるのでしょうか?

2つほど条件があり、下記の通りです。

  • 退職金をもらっていない(もらった場合は黄信号)
  • 円満退職をしている

まず、退職金を受領して辞めた場合は、出戻りをするのが難しい場合があります。

会社の規定次第ですが、短期間での出戻りは退職金の返還が求められることがありますので、その前提のもと、出戻りを検討することが必要です。

また、円満に退職をしていない場合は、現実的に元の会社に戻ることは困難でしょう。

元の職場の上司や同僚にしてみれば、迷惑をかけて辞めた人が戻ってきて一緒に働くというのは心情的に受け入れるのが難しいでしょうし、採用もされない可能性が高いです。

逆に、円満に退職をしており、在職時にも信用できる仕事をしていた人は、歓迎を受けることもあります。

会社からしても、コストをかけて新しい人を採用するよりも、すでに業務に精通していて、信頼のおける人が戻ってくるのは、悪い話ではないからです。

以上の2つの点をクリアしているのであれば、前職への再就職の可能性は十分にあります。

転職での後悔や失敗に関するよくある質問

転職での後悔や失敗に関するよくある質問

転職で失敗する割合は?

2016年に、転職経験者1,000人を対象に実施されたアンケート調査では、全体の26%の人が転職に(どちらかといえば)失敗したと回答しています。

転職で失敗したらどうする?

転職で失敗したら、転職先の職場に慣れるよう努力するか、再転職のための準備を始めるか、前職へ出戻りするかの3択です。

転職しなければよかったと思わないためには事前の準備が大切

転職しなければよかったと思わないためには事前の準備が大切

転職しなければよかったと後悔する理由や、事前にできること、転職後の対処法などを解説してきました。

後悔する理由としては多いのは、「社風や人間関係などが合わない」といった事前の下調べが不十分のまま転職してしまったパターンです。

また、「業務内容や年収条件が想定と違った」という事前の条件のすり合わせや確認が疎かだったパターンも多いです。

まだ転職をする前であれば、まずは、転職の確固とした目的を明確にしておくことが大事です。

そのうえで、転職エージェントを活用して、事前の確認や条件のすり合わせを対等にできるようにしておくこともオススメ。

事前の準備を怠らず、転職しなければよかったと後悔することのないようにしましょう。

転職の目的を明確にするには、自己分析が大切です。

最近では本格的な診断テストを無料で受けられるサービスもあるので、活用することをオススメします。