転職サービス「ミイダス」は自身の市場価値を診断してくれる無料の転職サイトです。
市場価値を見た企業からオファーが来て面接という流れになりますが、ミイダスには「コンピテンシー診断」という機能が無料で利用可能。
質問に答えるだけで自身の適性を診断してくれるサービスです。
本記事ではミイダスのコンピテンシー診断について詳しく解説します。
転職活動中の方も、自身の仕事が自分に向いているのか悩んでいる方も、ぜひチェックしてみてください。
目次
ミイダスのコンピテンシー診断(適格診断)とは?
転職サービス「ミイダス」の「コンピテンシー診断」とは、自身の強みや職種の適性などを測定してくれる機能です。
コンピテンシー(competency)とは「能力」という意味で、その名の通り能力を診断する機能となっています。
ミイダスに登録すると利用可能で、162問の質問に答えることで診断結果が出力。
質問数が多いため、30分程度の時間の確保が必要ですが、本来こうした自己分析は自分だけで考えていると膨大な時間がかかってしまいます。
短時間で効率的に自己分析を勧められるという点においても、コンピテンシー診断はぜひ活用したいツールのひとつです。
こうした強み・職業適性は、転職活動における自己分析をするうえで有用で、無料とは思えないほど本格的な自己分析ツールとして利用可能です。
診断結果で何がわかる?どう活用できる?
コンピテンシー診断を行うことで、自身の能力・資質などを41項目に細分化して診断してくれます。
それぞれが10段階評価で数値化されるため、自身の適性がどこにあるのかが一目瞭然というメリットがあります。
適正が分かれば、希望の職種が自身に向いているかの参考になったり、自己PRの際に強みとして語りやすくなったりと、面接対策にも有効です。
また、診断結果はPDFで1枚の紙に出力できます。
持ち歩けるため、面接前に見返したり、移動中の電車内などでさっと取り出して読み込むことができたりと活用しやすいのも特徴です。
次項では、コンピテンシー診断のより具体的な内容について詳しく解説していきます。
ミイダスのコンピテンシー診断の具体的な内容
ミイダスのコンピテンシー診断では、下記6つの分類に対し、41項目を10段階評価で診断してくれます。
- マネジメント資質
- パーソナリティの特徴
- 職務適性
- 上下関係適性
- ストレス要因
- 共感スキル
適性や資質だけでなく、具体的な職種における向き不向きまで診断できるメリットがあります。
今まで考えもしなかった職種に対しての適性が分かり、転職活動の希望職種の幅が広がるかもしれません。
また、逆に現職の適性が分かることによって、今と同じ職種に転職するかどうかを検討する目安となります。
もちろん、これらはあくまでも162の質問に対しての回答によって診断されるため、参考程度にとらえたほうがよいでしょう。
一方で、無料でここまで深堀りして診断できるツールは珍しいため、使ったことが無い方は一度使ってみるだけの価値はあるはずです。
マネジメント資質
マネジメント資質は、その名の通りマネジメント能力の資質のことです。
実際に日本の企業において高いマネジメント能力を発揮している方のパーソナリティに基づいて診断されます。
数値が高いほどマネジメント能力が高く、部下の育成や業務など総合的なマネジメントの資質があると判断可能です。
パーソナリティの特徴
パーソナリティの特徴は、以下の9項目について10段階で診断されます。
- ヴァイタリティ
- 人あたり
- チームワーク
- 創造的思考力
- 問題解決力
- 状況適応力
- プレッシャーへの耐力
- オーガナイズ能力
- 統率力
自身を客観視するのは難しい部分なので、質問に答えることでパーソナリティを診断できるのはありがたい点。
さらに総評として「仕事をしていく上での自身の特徴」も記載してくれます。
職務適性
職務適性は、下記17職種の適性を10段階で診断してくれます。
- 企画職
- エグゼクティブ
- 金融専門職
- 不動産専門職
- 流通専門職(メーカー/小売/外食)
- クリエイター(Web/ゲーム/広告/出版/映像)
- 営業職
- 管理部門専門職
- 技術職(IT)
- コンサルタント
- 販売/サービス職
- 医療専門職(医療機関/薬局/福祉/介護)
- 技術職(機械/電気/化学/素材/医薬)
- 技術職(建築/土木/プラント)
- 職人/工場スタッフ/倉庫作業スタッフ
- 事務職(オフィスワーク)
- 公共サービス
さらに上位3種目はより細かく10種目を測定してくれるので、自身に向いた職種がかなり具体的に視覚化されます。
上下関係適性
上下関係特性は、上司・部下として自身がどのようなタイプなのかをそれぞれ診断してくれます。
例えば、部下に対して細かく指導するタイプなのか、それともある程度任せるタイプなのかなどです。
部下としてであれば、上司の指示に従うタイプか、あまり干渉されたくないタイプなのか。
それぞれの立場で自身がどのような適性なのかが客観的に示されます。
ストレス要因
ストレス要員は、自身がストレスを感じやすい条件や環境などを診断してくれます。
下記の項目に対して評価されます。
- 変化と混沌
- 突発への対処
- ハードスケジュール
- 戦略欠如
- 上下関係の厳しさ
- 評価されない
- 自主的にできない
- 意思決定に参画できない
- ぬるま湯体質
- 高度な分析力
- 知的要素の不足
- 創造的機会の欠如
- ルーチンワーク
- 難しい局面での決断
- 営業/交渉行為
- 意見交換/調整
- 人間関係の葛藤
- あたたかさの欠如
- 矢面に立つ
- チームワーク
- 孤独な業務
細かく診断してくれるので、自身のストレスとの付き合い方を考える指標としてみてください。
共感スキル
共感スキルは、下記4項目を対象に診断されます。
- 感情察知
- 他者尊重
- 感情コントロール
- 他者配慮
対人関係についてのスキルなので、他者との折衝において力を発揮できるかの指標です。
ミイダスのコンピテンシー診断の良い口コミや評判
ミイダスのコンピテンシー診断の良い口コミや評判について解説します。
自己分析に有用なツールなので、口コミの内容もその精度や機能についておおむね高評価です。
適性を見ると、現職が意外と自分に向いていないという場合もあります。
ミイダスのコンピテンシー診断やってみた。ストレスに感じやすいやつめちゃあたってる😇
— ハタケ🐕UiPath Japan MVP2021🚀ITコンサル(元金融系SE) (@RPA_AI_it) July 9, 2021
急に複数いきなり契約手続きとか発生するのがかなりストレスだった😇 いつも余力ある状態で仕事できてなかったのも要因ではあったかも pic.twitter.com/Qnz8tdxKiQ
ストレス耐性の診断も精度が高く好評です。
ミイダスのコンピテンシー診断を受けてなんと営業関係への適正が最高評価!
— 池田裕哉 (株)N-STAFF営業部課長@営業経験値0から半年で責任者へ/広報PR担当 (@yuya_nstaff) December 18, 2021
天職だったとは…
今の会社や環境に感謝です。
引き続き世のため人のために尽力します。
自身の現職が自分に向いていることを再確認することもあります。
ミイダスさんのコンピテンシー診断の結果は、見れば見るほど気付きがあるなぁと思います。問題解決がめちゃくちゃ好きというのは、やはりコンサルの職業病でしょうか笑 この他にも上下関係の適性やストレス要因もあり、自分の特性を多角的に知れるというのはキャリアを考える上でとても役立ちますね。 pic.twitter.com/hlXeVtqSCE
— もーりー*外資コンサル (@morinomori19) May 30, 2021
普段は客観的に見れない自身の適性を視覚化してくれるので便利です。
ミイダスのコンピテンシー診断の悪い口コミや評判
ミイダスのコンピテンシー診断の悪い口コミや評判について解説します。
事務職ワイ、ミイダスのコンピテンシー診断で営業・販売適正8、事務適正3と出る。
— おみそ (@uew8ApLCIuFkzf1) August 9, 2022
これって求人が営業職のが多いからじゃないのー?⊙﹏⊙(疑心暗鬼)
診断結果が全てというわけでもないので、参考値としてとらえるのがよいでしょう。
ミイダスでコンピテンシー診断てヤツやってみたよ。結果が酷いんだけど… pic.twitter.com/0TsxeWYTBZ
— 窓際ハズバンド (@madogiwahusband) February 25, 2020
質問への回答によっては、予想以上に極端な結果が出る可能性もあります。
ミイダスのコンピテンシー診断は面白いけど、そこで適性の高い職種が「エグゼクティブ」とでて「???」でした。
— みや(きなこ) (@_an_kinako) September 14, 2021
#モニフラ
診断結果が自身の全く想定外のモノになる場合も。
ミイダスのコンピテンシー診断でも、向いてない仕事が無いという結果なんで、結論:向いてない仕事はない。だからキャリア相談しても無駄。悩むの無駄って腑に落ちた。
— もち@転職と英語 (@mochitenshoku) May 30, 2021
あまり参考にならない結果が出る場合があります。
ミイダスのコンピテンシー診断そんな当たっていないというか、
— ゆるこ (@yuruko_yuruko) June 18, 2021
診断結果がわりと浅くかんじた。
ほぼ全ての仕事に適正があるという結果になり、よくわからなくなった。
個人的には普通にmbti受けた方が面白い
診断結果で適性が分かりにくいという結果に終わる場合もあるようです。
ミイダスのコンピテンシー診断がオススメな人は?
コンピテンシー診断は、転職活動における自己分析をしたい人や、自身の職業適性・ストレス耐性を知りたい人にオススメです。
自分の強みが具体的に視覚化されるため、自分の適性が良く分からないときや、部下のマネジメント・上司との付き合い方に悩んでいる場合にも便利な機能となっています。
ミイダスの市場価値診断と合わせて、転職活動に役立ててみましょう。
ミイダスのコンピテンシー診断の始め方や手順
ミイダスでコンピテンシー診断を始める方法と手順を解説します。
内容は下記の通りです。
- 市場価値診断を受ける(3分)
- 個人情報を入力し登録(3分)
- コンピテンシー診断を受ける(35分)
コンピテンシー診断は質問が多いのでそれなりの時間がかかりますが、開始までは10分もあれば余裕です。
どのように始めればいいか分からないという人は、ぜひこちらの手順を参考にしてみてください。
市場価値診断を受ける(3分)
まずは市場価値診断を受けた後に登録を行います。
無料登録を行う前に、まず市場価値診断を受けることになります。
- ミイダスのトップページで「あなたの市場価値と可能性を診断」を選択
- プロフィールを入力していく
- 想定オファー年収が表示されて完了
以上で市場価値診断が終了します。
この時点では選考条件に一致した企業の数と、想定オファー年収が表示されるだけです。
この後、実際に個人情報を入力して登録する流れとなります。
個人情報を入力し登録(3分)
次に、実際にミイダスに登録を行うことになります。
手順は下記の通り
- 登録方法を選択(Facebook or メールアドレス)
- メールアドレスとパスワードを入力
- SMSか自動音声での認証を選択
- 公開したくない企業情報やアンケートに答える
- 登録完了
以上で完了です。
この時点で各企業からのスカウトを見たり、コンピテンシー診断などの機能を使えるようになります。
コンピテンシー診断を受ける(35分)
いよいよコンピテンシー診断を行うことが可能になりました。
コンピテンシー診断のやり方は下記の通りです。
- トップページから「コンピテンシー診断」を選択
- 「コンピテンシー診断を始める」を選択
- 「回答を始める」を選択
- 162問の質問に回答
- 「結果を確認する」を選択
以上で診断結果が表示されます。
質問数が多いため、ある程度まとまった時間が取れる時に行うようにしましょう。
全て選択式なので、簡単に答えていくことが可能です。
ミイダスのコンピテンシー診断に関するよくある質問
診断のやり直しはできる?
ミイダスのコンピテンシー診断のやり直しはできません。
多くの質問を通して精度の高い適性を診断してくれるので、何度もやり直す必要が無いと考えられるためです。
そのため、試しに利用したい場合も適当には答えず、きちんと自身の考えや事実に基づいて回答するようにしましょう。
無料で使える?
ミイダスのコンピテンシー診断は無料で利用可能です。
ミイダス自体も無料で使えるので、市場価値診断などとりあえず登録して使ってみるのもありです。
無料ツールとは思えないほどの細かさなので、転職活動で自己分析に悩んでいる方はぜひ使用しましょう。
ミイダスのコンピテンシー診断で効率よく転職活動をしよう
ミイダスのコンピテンシー診断は自身の職務適性を細かく診断してくれる便利なツールです。
転職活動においては自身を客観的に分析し、自己アピールへと繋げることが重要なので、効率的に行えるコンピテンシー診断は非常に便利。
162の質問に答えるだけで、さまざまな適正について41項目を10段階で評価してくれるのが特徴。
利用料金も無料なので、転職活動中の方も、現在の職務が自身に合っているのか知りたい方も、ぜひ使用してみてください。