どれくらいの人がどの程度の時間を読書に割いているのか知りたい!
こうした悩みを抱えている方は多いのではないでしょうか。
本記事では、社会人の読書時間や読む人の割合を、読書のメリットや本の選び方と共に解説。
読書を習慣化したいと考えている方や、効率的に本を読みたいと考えている方はぜひ参考にしてみてください。
また、例として、オススメのビジネス書も解説します。
目次
本を読む社会人の割合や、平均読書時間はどのくらい?
本を読む社会人の割合や、平均読書時間はどのくらいなのかを解説します。
文化庁が実施する「平成 30 年度「国語に関する世論調査」が16歳以上の男女にとったアンケートによると、1ヶ月に1冊も本を読まないと答えたのが47.3%で、1冊以上本を読む人の割合が52.6%という結果に。
その大半は月に1~2冊程度読書をしており、16歳以上の男女の半数以上が読書をしているという結果が出ています。
また、大手電子書籍ストア「honto」が調査した1日の平均読書時間によると、20代男性が最も長く1日あたり39.1分ほどの読書をしているようです。
他の世代を合わせても、おおむね30分前後の読書というのが平均となっています。
出典:honto「読書についてのアンケート」
社会人が読書すべき理由や、本を読むメリット
社会人が読書すべき理由や、本を読むメリット・効果について詳しく解説していきます。
主に下記の内容です。
- 人生や生活が変わるきっかけになる
- 仕事での生産性アップやアイディア創出につながる
- 読解力や語彙力、教養が身に付く
仕事や生活をさまざまな意味で豊かにしてくれるのが、大枠でのメリットとなっています。
「読書をしたいけどイマイチどんなメリットがあるのか分からない」という方は、ぜひ参考にしてみてください。
人生や生活が変わるきっかけになる
読書の大きなメリットとして、自分の生活や、時には人生さえも変わるきっかけとなることが挙げられます。
今の自分の生活を漠然と変えたいと考えているものの、どうやって変えればいいのか分からないという方はぜひ読書を始めてみてください。
自分とは違う人生を歩んできた他人の人生が書かれているので、自身を変えるきっかけとなるかもしれません。
もちろん、すべての本が有益で、自分の人生を変えてくれるわけではありません。
ただ、今と同じ日々を毎日過ごしていても何かが変わるわけではないので、何かしらのきっかけが必要となります。
本を読めばそのきっかけとなってくれる可能性があるため、気になったモノから手に取って読んでみましょう。
実際に読んだ内容を行動に移してみれば、自分の生活や人生を変えることに繋がっていきます。
仕事での生産性アップやアイディア創出につながる
読書は、仕事の生産性アップや新たなアイデアの創出に繋がる点もメリットです。
よほど専門性の高い仕事をしている人でも無い限り、自分と似たような仕事をして、同じような悩みを抱えている人は日本中にたくさんいます。
そのため、現在の仕事の生産性を上げる方法や、新しいアイデアのきっかけとなるような内容が書いてある本もあるはず。
仕事関係の本から探してみたり、自身の悩みに沿った内容が書いてありそうなものを選んだりしてみましょう。
書店でも電子書籍でも、目次ページは立ち読みができる場合が多いので、どんな内容が書いてあるかを確認してから買うのがオススメです。
読解力や語彙力、教養が身に付く
読書をすることで、読解力や語彙力、教養といったスキルが身に付きます。
普段本を読まない人も、慣れれば読解力の向上とともに読書スピードも上がっていくはず。
単純に読んでいる本の知識が教養として自分の中に蓄えられていきますし、それに伴って自身の語彙力も上がっていきます。
基本的には大抵の本は読んだ内容が知識にはなるので、読んで損ということはほとんどありません。
読書を続けていくうちに、別の本で得た知識が繋がり、より自身の知識に深みを与えてくれることにもつながります。
まずはどんな本でもいいので、自分が興味を持てそうな作品を選んで読んでみてはいかがでしょうか。
継続すれば、読書を苦に感じる人も慣れて読めるようになってくるので、ぜひ試してみてください。
時間が無く、忙しいサラリーマンが読書を習慣化するコツ
忙しくて読書時間がなかなか取れないというサラリーマンの方でも、読書を習慣化するコツを解説します。
- オーディオブックで通勤中に「ながら聞き」をする
- 読書時間を先に予定で確保しておく
- スキマ時間でも少しずつ読み進める
- 隅から隅まで全部を読もうとしない
基本的には空き時間を有効活用して読み進めるという内容です。
どうにか読書時間を確保したいという方は、ぜひ上記のような方法を試してみてください。
ひとつずつ詳しく解説していきます。
オーディオブックで通勤中に「ながら聞き」をする
オススメの方法として、オーディオブックを利用して通勤時間中などに「ながら聞き」をするという方法が挙げられます。
移動時間中は手持ち無沙汰になることも多いため、空き時間として有効に活用可能。
オーディオブックとは、書籍の内容を音声で読み上げてくれるサービスのことで、月額課金制などで聴き放題になるモノと、作品単体で音声データを購入するモノの2つがあります。
オススメのオーディオブックは「Amazon Audible(オーディブル)」で、Amazonが提供するオーディオブックサービスです。
月額1,500円(税込)で12万冊ほどの本が聴き放題となり、他社と比べても作品数が多い点が大きなメリット。
通常の書籍1冊分程度の料金で、ビジネス書や一般書籍が聴き放題になるコスパの良いサービスとなっています。
30日間の無料体験もあり、使ってみて気に入らなければ料金はかからないのでまずは試してみてください。
読書時間を先に予定で確保しておく
読書を習慣化するオススメの方法の2つ目は、読書時間をスケジュールとして確保してしまうことです。
例えば、「土曜日の朝はカフェで1時間読書をする」「朝30分早く起きて本を読む」といった具合に、自身のスケジュールの中に読書時間を入れてしまうのがコツ。
あまりにも空き時間が無いという場合は難しいですが、あえて短時間でも確保することで、空き時間を作るために私生活の他の時間を効率化できるようになるかもしれません。
「いつか読もう」と考えているだけだと、その時間はいつまで経っても生み出せません。
読書を習慣化したいと考えている方は、ぜひ少しの時間を読書時間として確保してみましょう。
スキマ時間でも少しずつ読み進める
「時間が本当に無い」という方は、スキマ時間に1ページでもいいので読み進めましょう。
読書には、一度に1冊を読み切らなければいけないルールはありません。
トイレに入っている間に1項目だけ読んだり、夜寝る前に1章だけ読むといった具合に、スキマ時間に少しずつ読み進めていけば、いずれは1冊終わります。
コツとしては、日にちはあまり空けないようにしましょう。
空いてしまうと、以前どんな内容を読んでいたかなどを忘れてしまいます。
電子書籍でもしおり機能などがあるので、スキマ時間に少しずつ読んでみてください。
隅から隅まで全部を読もうとしない
読書を効率的に行うなら、何も本を隅から隅まで一言一句逃さず読む必要はありません。
ジャンルにもよりますが、たとえばビジネス書や実用書なら目次を見ればその本に書いてある内容が大体掴めるようになっています。
各章のポイントが記載されているため、読みたい部分や興味が惹かれる内容のみを読み進めていくという使い方が可能です。
目次だけでなく前書き・後書きもその本の概要が書かれているので、時間が無い方はこうした部分から読んでみましょう。
また、読んでいる途中に面白くないと感じたら、すぐに次の本に移ってしまってもOK。
特に読み放題のサブスクであれば、次から次へと読む本を変えられるのでオススメの方法です。
読み放題のサブスクとしては、Kindle Unlimitedが最も有名です。
よく無料キャンペーンや割引キャンペーンをやっているので、確認してみてください。
Kindle Unlimitedの現在のキャンペーンを確認する
社会人にオススメできる、効率的な本の選び方
社会人の方が本を読むにあたり、オススメの選び方を解説します。
内容は以下の通りです。
- flier(フライヤー)を使って面白そうな本だけ購入する
- Amazonなどのレビューから選ぶ
- 尊敬できる人にオススメ本を聞く
社会人だとなかなか時間が取れないという方も多いので、読むべき本を効率的に選定していく必要があります。
上記のような方法だと、自分に合った本を選びやすくなるので、どの本を読めばいいか迷っている方はぜひ試してみてください。
flier(フライヤー)を使って面白そうな本だけ購入する
特にビジネス書を選ぶ際にオススメなのが、本の要約サービスである「flier(フライヤー)」を利用することです。
flierは本の概要を10分程度で読み切れるように要約してまとめてくれています。
内容をある程度掴んでから、より深堀りしたいという方は実際に本を買うようにすると、効率的に読書が可能。
月額プランは以下の3つです。
- 無料プラン:固定の20冊のみ対象
- シルバープラン:月額550円(税込)。固定の20冊+月5冊まで対象
- ゴールドプラン:月額1,980円(税込)。すべての本が対象
基本的に、すべての要約が読み放題のゴールドプランがオススメ。
月に30冊程度の要約が更新されていくので、とにかく効率重視という人は利用してみましょう。
7日間の無料トライアル期間があるので、まずは無料でゴールドプランを試してみてください。
Amazonなどのレビューから選ぶ
オーソドックスな方法として、Amazonなどのレビューを読んで本を選ぶのもオススメです。
かなり詳細に書いてくれているレビューもあるため、購入する際の参考になります。
ただし、レビューはあくまでも書いている人の主観によるため、特に良し悪しについての感想は必ずしも自分にとっても当てはまるとは限りません。
記載事項は参考程度に留め、試し読みなどでどういった内容が書かれているのかを合わせて検討するのがよいでしょう。
また、マイナーな本や出版されて間もない本は、レビューが少なかったり、そもそも無い場合もあります。
レビューや口コミだけをあてにするのもやや危険なので、購入時の検討材料のひとつとする程度に留めましょう。
尊敬できる人にオススメ本を聞く
自身が尊敬する人に、オススメの本を聞くというのもよいでしょう。
例えば、会社の先輩・上司などが挙げられます。
他にも、自分が影響を受けた経営者や有名人などがオススメする本なども参考になります。
こちらも必ずしも役に立つとは言い切れませんが、尊敬する人がオススメする本ということであれば読む際のモチベーションには繋がるはずです。
普段から読書量の多い人などが勧める本も、たくさんの本の中から1冊を選ぶ際の指標として有用です。
不特定多数のオススメするレビューよりも、身近で考え方が近い人や尊敬できる人のオススメの方が、信頼性が高くなるという点がメリットとなります。
社会人にオススメの本
社会人にオススメの本を2冊ご紹介します。
どれを読めばいいか分からないという方は、まずはこちらから読んでみるのはいかがでしょうか。
金持ち父さん 貧乏父さん:アメリカの金持ちが教えてくれるお金の哲学(ロバート キヨサキ)
お金持ちになるための基本的なことが書かれている大ベストセラー書籍。
お金のために働くのではなく、お金を働かせることでお金を生み出す方法が分かりやすく記載されています。
バビロンの大富豪 「繁栄と富と幸福」はいかにして築かれるのか(ジョージ・S・クレイソン)
お金のことが学べる、世界中でベストセラーとなった有名な1冊。
書いてあることは極めてシンプルで、お金にまつわる普遍的な法則が描かれています。
漫画版もあるので、どうしても活字に抵抗がある方はそちらでもOK.
本を読んだあとにすべきことや注意点
本を読んだあとにすべきことや注意点について解説します。
主な内容は下記の通りです。
- 勉強になったポイントをまとめてアウトプットをする
- 読書の目的をしっかり定めておく
読んだ本の内容をしっかりと腹に落とし、理解することが重要となります。
意外と読むだけでは内容はすぐに忘れてしまうこともあるので、今後に役立てようと考えるなら、目的意識を持ってインプットとアウトプットを繰り返すのがよいでしょう。
ひとつずつ解説していきます。
勉強になったポイントをまとめてアウトプットをする
本を読み終わったあとにオススメの行動として、「読んだ内容をアウトプットする」という点が挙げられます。
例えば、ブログやSNS、あるいは会社などで内容を要約して説明するといったことです。
誰かに内容を説明するには、内容をしっかりと理解している必要があります。
読んでいく中でマーカーや付箋で印をつけ、重要なポイントを見返せるようにするとよいでしょう。
電子書籍であれば、マーカーを引ける機能があるビューワもあるため、本を汚さず引き直しもできるためオススメ。
インプットとアウトプットを繰り返すことで、本の内容が腹落ちして理解が深まります。
読んだ本の知識を身に付けたい場合にはぜひ行ってみてください。
読書の目的をしっかり定めておく
方法というよりは考え方ですが、「その本を読む目的意識を持つ」ことも重要です。
例えば、仕事に役立つスキルやマインドを得るために読むのであれば、実際の自分の仕事内容と照らし合わせ、どのように活かすかを考えながら読むと身に付けやすくなります。
他にも、自分の人生観を考える自己啓発目的であれば、今後の自分の行動にどのようにして落とし込むかを考えつつ読むことで、本の内容が現実の自分を変えていくことに繋がります。
何となく読み進めるよりも、上記のように「何のためにその本を読むのか」目的意識を持って読むことが、本の内容を役立てるコツです。
読書をしない社会人は損をしている
あえて言い切るなら、読書をしない社会人は損をしています。
特に読みたいと考えつつも実際に読めていない場合は、行動に起こさなければ変わることはありません。
時間が無い場合や、どのような本を読んでどのように習慣化すれば良いか分からない方は、ぜひ本記事の内容を参考に少しずつ読書を始めてみましょう。
まずは本の要約サービス「flier」の無料お試し期間を利用するのがオススメ。
要約を読んで読みたい本をある程度絞り込み、興味のある本から少しずつ読み進めていけばOKです。
読書をしたいけど、どうやって時間を確保したり、読む本を選んだりすれば良いかわからない…。